🇪🇸 スペイン|ユーロ(EUR)
スペインはユーロ(€)が公式通貨です。観光地や都市部ではカード決済が広く普及していますが、田舎のエリアや個人経営の店では現金のみの場合もあります。
🇲🇦 モロッコ|モロッコ・ディルハム(MAD)
モロッコの公式通貨はモロッコ・ディルハム(MAD)です。都市部や観光地ではクレジットカードが使える店舗も増えていますが、スーク(市場)やローカルなカフェ、タクシーなどでは現金のみの場合も多いため、少額の現金を持ち歩くと安心です。
🇪🇸 スペインの人気都市
【バルセロナ】
ガウディ建築が彩るカラフルな街。サグラダ・ファミリアやビーチ、グルメにアートと魅力満載!
【マドリード】
スペインの首都。プラド美術館をはじめとした名だたる美術館や歴史ある建物が並び、文化の深みを感じられます。
【セビリア】
情熱のフラメンコが生まれた地。白い街並み、オレンジの香り、歴史と伝統が息づくアンダルシアの中心です。
【バレンシア】
パエリア発祥の地として有名。ビーチリゾートと近未来的な芸術科学都市が融合する、新旧が交差する都市です。
【グラナダ】
世界遺産・アルハンブラ宮殿が佇む美しき古都。イスラムとスペイン文化が交差する独特の空気感が漂います。
【サン・セバスチャン】
美しいビーチとピンチョス(小皿料理)のバルが並ぶ、美食の都。海辺の散歩も心地よく、のんびり滞在にも最適。
【トレド】
石畳の路地や丘の上の要塞が残る、中世の面影が色濃い街。キリスト教・イスラム教・ユダヤ教が共存した歴史を今に伝えます。
🇲🇦 モロッコの人気都市
【カサブランカ】
モロッコ最大の経済都市。ハッサン2世モスクやおしゃれなカフェが立ち並ぶ、モダンと伝統が交差する都会的な港町。
【マラケシュ】
赤い壁の旧市街(メディナ)が印象的。スーク(市場)やジャマ・エル・フナ広場のにぎわい、美しい宮殿や庭園も見逃せません。
【フェズ】
迷路のような世界遺産のメディナが広がる、モロッコ随一の歴史都市。伝統的なタンネリ(皮なめし場)は圧巻の光景です。
【ワルザザート】
「モロッコのハリウッド」と呼ばれる映画の街。カスバ(要塞集落)やサハラ砂漠の玄関口としても人気です。
🇪🇸 スペインのグルメ
【パエリア (Paella)】
スペインを代表する米料理。魚介、鶏肉、ウサギ肉など地域によって具材が異なり、バレンシア地方が発祥地として知られています。
【タパス (Tapas)】
小皿料理の総称。オリーブ、生ハム、チーズ、トルティージャなどバリエーション豊富で、バルでワインと一緒に楽しむのが定番です。
【ガスパチョ (Gazpacho)】
トマトやピーマン、キュウリなどを使った冷製スープ。暑い夏にぴったりの、さっぱりとした前菜です。
【トルティージャ (Tortilla Española)】
ジャガイモと玉ねぎを卵でとじたスペイン風オムレツ。家庭料理として親しまれ、パンに挟んで食べるスタイルも人気です。
【ハモン・イベリコ (Jamón Ibérico)】
イベリコ豚の脚を長期熟成させた生ハム。豊かな香りと深い旨味が特徴で、薄くスライスしてそのまま味わうのが主流です。
【チュロス (Churros)】
揚げた生地に砂糖をまぶした細長いお菓子。ホットチョコレートに浸して食べるスタイルが一般的で、朝食やおやつに人気です。
【サングリア (Sangría)】
ワインに果物やスパイスを漬け込んだ爽やかなドリンク。夏の定番で、タパスと一緒に楽しむのがスペイン流です。
🇲🇦 モロッコのグルメ
【タジン (Tajine)】
円すい型のタジン鍋でゆっくり煮込んだモロッコの代表料理。鶏肉やラム、野菜をスパイスで香り豊かに仕上げ、ほろほろの食感と深い味わいが楽しめます。
【クスクス (Couscous)】
蒸したセモリナ粉に肉や野菜、ヒヨコ豆などをのせて仕上げる一皿。金曜日の家庭料理としても知られ、ふわふわ食感がクセになります。
【ハリラ (Harira)】
トマトベースにレンズ豆やヒヨコ豆、香草を加えたスープ。ラマダン明けの食事としても親しまれる、滋養たっぷりのあたたかい一品です。
【メシュウィ (Mechoui)】
炭火でじっくり焼き上げた羊肉のロースト。表面は香ばしく、中はジューシー。特別な日にふるまわれるごちそうです。
【ブリワット (Briouat)】
甘辛いフィリングを包んで揚げたモロッコ風パイ。ひき肉やアーモンド入りなどバリエーションも豊富で、おやつや前菜として人気。
【バクラヴァ (Baklava)】
ナッツをたっぷり詰めたフィロ生地にシロップを染み込ませた甘いスイーツ。お茶請けにもぴったりの濃厚なデザートです。
【ミントティー (Mint Tea)】
たっぷりのミントと砂糖を加えた緑茶。モロッコでは「歓迎の象徴」とされ、食後や来客時に欠かせない存在です。
✈️ 飛行機(約1〜2時間)
スペインとモロッコを結ぶもっとも一般的かつ効率的な移動手段は航空機。マドリードやバルセロナなどの主要都市から、カサブランカやマラケシュ、フェズなどモロッコの各都市へ直行便が多数運航されています。
・発着空港例:マドリード・バラハス空港(MAD)/バルセロナ・エル・プラット空港(BCN)→ カサブランカ・ムハンマド5世国際空港(CMN)/マラケシュ・メナラ空港(RAK)/フェズ・サイス空港(FEZ)
・おすすめポイント:LCC(ライアンエアー、ブエリングなど)からフルサービス航空会社(ロイヤル・エア・モロッコ、イベリア航空など)まで選択肢が豊富。
🇪🇸 スペイン|マドリード
スペインの首都マドリードは、地下鉄・近郊列車(Cercanías)・市バスが充実しており、観光も日常の移動もスムーズにこなせます。
【地下鉄(Metro de Madrid)】
13路線+ライトレールがあり、市内と郊外のほぼ全域を網羅。空港や鉄道駅とも直結しており非常に便利です。
・運行時間: 6:00〜1:30頃
・観光に便利な駅: L1「Sol(ソル広場)」、L2「Ópera(王宮・マヨール広場近く)」など
【近郊列車(Cercanías)】
RENFEが運行する近郊電車で、市内と郊外、トレドやセゴビアなどの都市間アクセスにも利用できます。
・主要駅: Atocha(アトーチャ駅)、Chamartín(チャマルティン駅)
【トラム】
マドリード中心部にはトラムはありませんが、郊外(ポスエロやパルラ地区など)にはライトレールが整備されています。
【バス】
市バス(EMT)は全市内をカバー。観光地から住宅街まできめ細かく運行され、夜行バス(Búhos)も充実しています。
【チケット情報】
メトロ・バス・Cercaníasで共通利用可能なチケットもあり。
・券種例: 1回券、10回券、観光用トラベルパス(1〜7日)など
・購入方法: 自動券売機、交通アプリ、駅窓口など
【空港アクセス】
・バラハス空港(MAD)→市内中心: 地下鉄L8線(Nuevos Ministerios駅まで約15分)
・バス(Exprés Aeropuerto): 24時間運行でアトーチャ駅などへ直行可能
🇲🇦 モロッコ|カサブランカ
モロッコ最大の都市カサブランカは、路面電車(トラム)や市バス、鉄道が発達しており、観光・ビジネスどちらの移動にも便利な都市です。
【トラム(Tramway de Casablanca)】
2つの路線が市内中心部と住宅地・ビジネス街・ビーチ方面を結びます。主要観光地もカバーしており、移動しながら街の景観も楽しめます。
・運行時間:5:30〜22:30頃(区間により異なる)
・観光に便利な停留所:Nations Unies(国連広場)、Casa Port(カサポール駅)、Hassan II Mosque(ハッサン2世モスク付近)
【鉄道(ONCF)】
モロッコ国鉄(ONCF)がカサブランカ市内および国内主要都市(ラバト・マラケシュ・フェズなど)を結びます。
・主要駅:Casa Voyageurs(カサ・ヴォワイヤジャー駅)、Casa Port(カサ・ポール駅)
・空港アクセスも鉄道で可能(下記参照)
【バス】
市内各地を網羅する市バス(会社名:ALSA)は庶民の足として利用されています。安価ですが混雑しやすいため、時間に余裕を持って利用をしましょう。
※2023年より新型車両も導入され、快適性が向上しています。
【チケット情報】
・トラム:ICカード(M'dina Busカード)利用推奨。自動券売機または停留所窓口で購入可能
・鉄道:ONCF公式サイト・駅窓口・アプリで事前購入可能(指定席あり)
・バス:車内現金払い、またはICカード利用
【空港アクセス】
モハメド5世国際空港(CMN)⇄カサブランカ市内:
🇪🇸 スペイン(マドリード/スペイン全般)
【水と衛生管理】
スペインの水道水は基本的に飲用可能です。特にマドリードの水質は良好とされていますが、硬水の地域もあるため、気になる方はミネラルウォーターを利用すると安心です。
【スリ・置き引き対策】
スペインでは、観光名所や地下鉄内でスリや置き引きの被害が多く報告されています。バッグは身体の前で持つ、カフェでは貴重品をテーブルに置かないなど、基本的な防犯対策を忘れずに。特にサグラダ・ファミリア周辺やラ・ランブラ通り、レティーロ公園などは注意が必要です。
🇲🇦 モロッコ(カサブランカ/モロッコ全般)
【水と衛生管理】
モロッコの都市部では水道水を使用できますが、旅行者の体質や衛生面を考慮し、飲料水には市販のミネラルウォーターを利用するのが安心です。また、屋台や路上で売られるカットフルーツや氷には注意しましょう。
【スリ・置き引き対策】
観光客の多いメディナ(旧市街)やスーク(市場)、鉄道駅やバスターミナルではスリや置き引きが発生しやすい傾向にあります。バッグは前で持ち、貴重品は分散して管理しましょう。
特に注意したいエリアは、マラケシュのジャマ・エル・フナ広場やフェズの旧市街、カサブランカのハッサン2世モスク周辺など。混雑した場所では、話しかけて気をそらしながら盗む手口もあるため警戒を。