【ポルト観光】おすすめ有名スポットランキング13選〜レトロな港町で見つける映画のような風景〜

ポルト観光のコツ!滞在日数は何日?
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ポルトを満喫するには、最低でも2日間、できれば3日以上の滞在がおすすめです。時間に余裕があれば、ギマランイスやコインブラといった世界遺産の街への日帰り旅行を組み込むのも良いでしょう。どちらもポルトから鉄道で片道約1時間と、アクセスも良好です。
ポルトの街は比較的コンパクトで、特に旧市街には観光スポットが集中しているため、徒歩での散策が基本です。ただし、石畳や坂道が多いため、移動距離が長いときは、地下鉄やトラム、バス、ケーブルカーなどの公共交通機関をうまく取り入れると快適に巡れます。
< モデルプラン >
1日目 | サン・ベント駅 - ポルト大聖堂 - リベイラ地区 - ドン・ルイス1世橋 - セラ・ド・ピラール修道院 - モーロ庭園 - カイス・デ・ガイア |
2日目 | レロ書店 - クレリゴス教会 - ボルサ宮殿 - サン・フランシスコ教会 - ワールド・オブ・ディスカバリー - カイス・ダ・リベイラ - アリアードス通り |
3日目 | 世界遺産ギマランイス日帰り|旧市街を散策、ギマランイス城・ブラガンサ公爵宮殿などを見学 ※ポルト・ギマランイス間|鉄道で片道約1時間 |
4日目 | 世界遺産コインブラ日帰り|コインブラ大学、アルタ地区、ソフィア地区などを見学 ※ポルト・コインブラ間|高速鉄道で片道約1時間 |
観光スポットと合わせて、ポルトの費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。航空運賃やホテル費用、食費、観光費などについて具体的な金額を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

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ポルトで必ず訪れたい!観光スポットランキング10選
ポルトには、趣のある旧市街、歴史ある教会や書店、石畳の路地、ドウロ川沿いの絶景など、見逃せないスポットが点在しています。効率よく巡るためには、事前に訪れたい場所を絞っておくのがポイントです。
ここでは、ポルト観光の定番スポット10選を紹介します。それぞれの魅力や訪問時の注意点もまとめているので、旅行計画の参考にしてください。
01|ドン・ルイス1世橋
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ドン・ルイス1世橋は、19世紀末に完成した歴史ある鉄橋です。ドウロ川北岸のリベイラ地区と、南岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを結んでいます。アーチを描く美しいデザインは、エッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの弟子によって手がけられました。
上下2層の構造を持つ橋で、上層はメトロと歩行者専用、下層は車と歩行者の通行が可能。全長約400mの上層は、ドウロ川とオレンジ色の屋根が続く旧市街を一望できる絶景スポットです。一方、全長約175mの下層からは、川辺の趣ある風景を間近で楽しめます。
どちらも徒歩5分ほどで渡れるので、行きは上層からパノラマを堪能し、帰りは下層で川沿いの雰囲気を感じるルートがおすすめです。
名称 | ドン・ルイス1世橋 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Jardim do Morro駅より徒歩1分 |
料金 | 無料 |
02|レロ書店
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「世界で最も美しい書店」と称される、ポルトの名所レロ書店。1906年創業のネオゴシック様式の建物で、館内には螺旋階段やステンドグラス天井があり、2階の回廊から1階フロア全体を見渡せます。
この書店は、作家J.K.ローリングがポルト在住時に訪れていたことでも知られ、「ハリー・ポッター」の世界観に影響を与えたとされるスポットでもあります。
入場は事前予約制の有料チケットが必要ですが、その料金は書籍購入時に充当される仕組みです。混雑を避けてゆっくり見学したい方は、開館時間の9:00にあわせた訪問がおすすめ。比較的ゆったり見学できるうえ、旧市街観光のスタート地点としてもぴったりの立地です。
名称 | レロ書店 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄アリアードス駅より徒歩8分 |
料金 | €10(約1,600円)~ |
03|クレリゴス教会
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クレリゴス教会は、18世紀中頃に建てられたバロック様式の建築です。
見どころのひとつは、精緻な金細工が施された主祭壇。その周囲には宗教画や聖人像が並び、細部にまで信仰の精神が息づいています。奥行きのある細長い構造と高い天井が、信仰と芸術が組み合わさった荘厳な空間を生み出しています。
背後にそびえるのが、ポルトの象徴「クレリゴスの塔」。高さ約76mを誇る市内随一の建築物で、225段の階段を登ると、旧市街やドウロ川を一望できる絶景が広がります。
名称 | クレリゴス教会 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄アリアードス駅より徒歩7分 |
料金 | €10(約1,600円) ※クレリゴスの塔と博物館の入場料も含む |
04|ポルト大聖堂
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ポルト大聖堂は、12世紀初頭に建立が始まったポルト最古の宗教建築です。ロマネスク様式の重厚な佇まいで、街の歴史を象徴する存在となっています。
内部には精緻なバロック装飾が施されており、なかでも目を引くのが、豪奢な輝きを放つ銀の祭壇です。その荘厳さを堪能した後は、中庭へと足を運んでみましょう。中庭の回廊には、16世紀の職人による美しいアズレージョが並び、ポルトガルの伝統を間近に感じることができます。
また、大聖堂は旧市街の高台に位置し、前の広場からはドウロ川と赤い屋根の街並みを一望できる絶景が広がります。ポルトの街並みを背景に写真を撮るのにも絶好のスポットです。
徒歩で向かう場合は坂道や階段が続きますが、登りきった瞬間に目の前に広がる景色は格別です。体力に不安がある場合は、サン・ベント駅からD1またはD2系統のバスを使えば、より楽にアクセスできます。
名称 | ポルト大聖堂 |
住所 | |
アクセス | サン・ベント駅より徒歩6分 |
料金 | €3(約480円) |
05|サン・ベント駅
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サン・ベント駅は、1916年に開業したネオクラシック様式の駅舎で、歴史的建築としても知られています。
構内でひときわ目を引くのが、ポルトガル人画家ジョルジュ・コラソが手がけた約2万枚のアズレージョ。青と白のタイルに描かれているのは、王室の儀式や農村の暮らし、ポルトガルの歴史的場面など、どれも精緻で見応えがあります。
駅はポルト中心部にあり、メトロ・バス・トラムなど各種公共交通機関へのアクセスも良好。観光の出発点として利便性が高く、多くの旅行者が立ち寄る人気スポットでもあります。ただし、長距離列車は発着しないため、郊外や他都市へ向かう場合はポルト・カンパニャン駅が起点となります。
名称 | サン・ベント駅 |
住所 | |
アクセス | サン・ベント駅構内 |
料金 | 無料 |
06|リベイラ地区
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ポルト旧市街のドウロ川沿いに広がるリベイラ地区は、オレンジ色の屋根の建物が立ち並ぶ、港町の風情あふれるエリアです。
路地は迷路のように入り組み、歩くたびに表情を変える街並みが魅力。小さなカフェや地元のレストランとの偶然の出会いも、散策の楽しみのひとつです。川沿いのテラス席に腰を下ろせば、名産のポートワインとともに、穏やかな風景に浸るひとときを過ごせます。
日が沈むと、ライトアップされたドン・ルイス1世橋と、対岸のガイア地区の明かりが水面に映え、幻想的な夜景を演出します。夜景を眺めつつディナーを味わったりと、ロマンチックな時間を過ごすのにぴったりです。
なお、石畳や坂道が続くエリアなので、散策には歩きやすい靴を選ぶのが安心です。
名称 | リベイラ地区 |
住所 | |
アクセス | トラムInfante駅より徒歩5分 |
料金 | 無料 |
07|セラ・ド・ピラール修道院
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セラ・ド・ピラール修道院は、ドン・ルイス1世橋の上層を渡ったガイア側の高台に位置し、ポルト旧市街を一望できる絶景スポットです。
16世紀に建てられたルネサンス様式の建築で、円形の教会と均整の取れた回廊が美しい外観を形づくっています。現在は教会内部に立ち入ることはできませんが、建物のたたずまいと周囲に広がる眺望が見どころです。
朝は、陽光に照らされたオレンジ色の屋根がきらめき、清々しい空気とともに街が目を覚ます様子が楽しめます。夕方になると、ドウロ川と旧市街が夕焼けに包まれ、まるで絵画のようなロマンチックな風景に出会えるでしょう。
近くには、ドウロ川沿いのモーロ庭園やカイス・デ・ガイアなどの散策スポットも点在しており、景色を満喫しながらのんびりと歩くルートに組み込むのもおすすめです。
名称 | セラ・ド・ピラール修道院 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄モーロ庭園駅より徒歩6分 |
料金 | 無料 |
08|ボルサ宮殿
ポルトの歴史地区に佇むボルサ宮殿は、19世紀に商業協会の本部として建てられたネオクラシック様式の建築です。王族の居城ではないにもかかわらず、その華やかさと気品は「宮殿」と呼ぶにふさわしい風格を漂わせています。
外観は比較的控えめですが、一歩中に入ると、シャンデリアが輝く大階段や、繊細な装飾が施された豪華な客間が広がります。とりわけ圧巻なのが、「アラブの間」と呼ばれる迎賓用の広間。金箔をふんだんに使ったモロッコ風の装飾は緻密で、その美しさと重厚感に圧倒されることでしょう。
館内には、コルク製品やスカーフなどポルトガルの伝統工芸品を扱うショップも併設されており、見学の合間にお土産選びも楽しめます。
名称 | ボルサ宮殿 |
住所 | Palácio da Bolsa, R. de Ferreira Borges 11, 4050-253 Porto, ポルトガル |
アクセス | トラムInfante駅より徒歩3分 |
料金 | ガイド付きツアー料金|€14(約2,240円) |
09|サン・フランシスコ教会
サン・フランシスコ教会は、13世紀にフランシスコ会によって創建された、由緒ある世界遺産の教会です。14世紀のゴシック様式を基盤としながら、17〜18世紀にかけてバロック様式の内装が加えられ、時代の変遷とともにその姿を変えてきました。
石造りの重厚な外観は、中世の雰囲気を色濃く残しており、歴史的建築としての威厳を感じさせます。内部に足を踏み入れると、金箔で装飾された祭壇や柱、天井が目の前に広がり、その壮麗さには思わず息をのむはずです。
また、地下には納骨堂があり、静けさに包まれた空間の中で、信仰と死生観に向き合う厳かなひとときを過ごせます。
名称 | サン・フランシスコ教会 |
住所 | |
アクセス | トラムInfante駅より徒歩1分 |
料金 | €10(約1,600円) |
10|ワールド・オブ・ディスカバリー
ワールド・オブ・ディスカバリーは、ポルトガルが大航海時代に果たした歴史的な偉業を、臨場感たっぷりに体験できる体感型ミュージアムです。
館内では、映像や音響、ボートライドを駆使した演出により、来場者はまるで航海士の視点で、未知の世界へ出航するような体験ができます。やや暗めの空間と迫力ある演出が相まって、冒険の緊張感と高揚感がリアルに再現されているのも魅力のひとつです。
場所はポルト旧市街から徒歩圏内のドウロ川沿いにあり、観光ルートに自然に組み込めるアクセスの良さもポイントです。
名称 | ワールド オブ ディスカバリー |
住所 | |
アクセス | トラムAlfândega駅より徒歩1分 |
料金 | €18(約2,880円) |
魔女の宅急便の世界観に浸れる!ポルトで訪れたいスポット3選
ポルトの街は、建物の色合いや屋根の形、高低差のある坂道が生み出す統一感のある風景が魅力です。ジブリ映画「魔女の宅急便」に登場するヨーロッパの港町を思わせる風景も見られ、路地や川沿いの眺めにどこか懐かしさを感じる方も多いでしょう。
ここでは、旧市街を見晴らせる高台の公園、「コリコの大通り」を連想させる街並み、そして情緒豊かな下町エリアの3スポットを厳選。「魔女の宅急便」の世界観に浸れる、ポルトならではの風景をご紹介します。
01|モーロ庭園
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モーロ庭園は、ドウロ川のガイア側に広がる高台に位置する、ポルト旧市街とルイス1世橋を一望できる絶景スポットです。オレンジ色の屋根が連なる街並みを見下ろす風景は、キキがほうきで飛び立つ前に腰を下ろして物思いにふける、丘のシーンを思わせます。
夕暮れ時には旧市街がやわらかな光に包まれ、まるで映画のワンシーンのような幻想的な雰囲気に。ベンチに座れば、夕日を受けて淡く輝くドウロ川と、ルイス1世橋の影が川面にすっと伸び、静かな感動をもたらします。
名称 | モーロ庭園 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄モーロ庭園駅より徒歩1分 |
料金 | 無料 |
02|アリアードス通り
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アリアードス通りは、ポルト旧市街の中心を南北に貫く、石畳の美しい風情ある大通りです。レトロな建物やカフェが立ち並ぶ街並みは、「魔女の宅急便」に登場する「コリコの町」を思わせます。
歴史ある通りを歩けば、石畳に響く足音や木製の窓枠が残る古い建物が目に留まり、まるで映画の舞台に迷い込んだよう。時おりすれ違うツートーンカラーの路面電車が、その雰囲気をさらに引き立ててくれます。
雑貨や陶器選び、名物の干し鱈料理を味わう食事など、ポルトらしいひとときを味わえるスポットです。
名称 | アリアードス通り |
住所 | |
アクセス | 地下鉄アリアードス駅前 |
料金 | 無料 |
03|カイス・デ・ガイア
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このエリアのもう一つの魅力は、世界的に有名なポートワインのセラーが集まっていること。1790年創業のサンデマンなど老舗セラーでは、熟成樽や歴史あるラベルを見学できるツアーも開催されています。
また、併設されたテラスでは、ドウロ川を眺めながら芳醇なワインの試飲を楽しむのがおすすめです。
名称 | カイス・デ・ガイア |
住所 | Av. de Ramos Pinto 4400, 4400-161 Vila Nova de Gaia, Portugal |
アクセス | バス停Lgo. Aljubarrotaより徒歩2分 |
料金 | 無料 ※ポートワイン見学&試飲ツアー(サンデマン)|€22(約3,520円)~ |
理想のポルト旅行へ!おすすめ観光スポットを訪れよう
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本記事では、ポルトの観光スポット13選をご紹介しました。ポルトは、どの季節に訪れても魅力が尽きることなく、短期間でも十分に楽しめる場所が詰まっています。ぜひ、この記事を参考にして、理想のポルト旅行を計画してみてください!
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