【リスボン観光】おすすめ有名スポットランキング13選 〜坂道とトラムが誘う丘の街〜

リスボン観光のコツ!滞在日数は何日?
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リスボンを満喫するには、最低でも2日間、できれば3日以上の滞在がおすすめです。時間に余裕があれば、日帰りで近郊の世界遺産シントラやエヴォラを訪れると、より充実した旅になるでしょう。
リスボンの主な観光名所はエリアごとにまとまっているため、あらかじめルートを把握しておくと、効率的に巡ることができます。
市内は坂道や石畳が多く、場所によっては徒歩での移動が負担になることも。地下鉄やバス、リスボン名物のクラシックトラムやケーブルカーを上手に使い分けるのがおすすめです。
< モデルプラン >
1日目 | コメルシオ広場 - サンタ・ジュスタのリフト - アルファマ地区 - リスボン大聖堂 - サン・ジョルジェ城 - 国立アズレージュ博物館 |
2日目 | エドゥアルド7世公園 - ジェロニモス修道院 - ベレンの塔 - 発見のモニュメント - アジュダ宮殿 - LXファクトリー |
3日目 | 世界遺産シントラ日帰り|旧市街を散策、ペーナ宮殿・ムーアの城跡・レガレイラ宮殿などを見学 ※リスボン・シントラ間|鉄道で片道約40分 |
4日目 | 世界遺産エヴォラ日帰り|旧市街を散策、ローマ神殿・エヴォラ大聖堂などを見学 ※リスボン・エヴォラ間|高速鉄道で片道約1時間半 |
観光スポットと合わせて、リスボンの費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。航空運賃やホテル費用、食費、観光費などについて具体的な金額を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

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リスボンで必ず訪れたい!観光スポットランキング10選
リスボンには、荘厳な修道院や歴史を感じる城、旧市街の路地裏、街を一望できる展望スポットなど、訪れるべき名所が数多くあります。効率よく巡るためには、見どころをあらかじめ把握しておくのがポイントです。
ここでは、リスボン観光の定番スポット10選を紹介します。それぞれの魅力や訪問時の注意点もまとめているので、旅行計画の参考にしてください。
01|ベレンの塔
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ベレンの塔は、16世紀初頭、ポルトガル王マヌエル1世の命により建設された要塞です。当時は、大西洋に注ぐテージョ川の河口の立地を生かし、港の防衛と船の監視を担っていました。現在では、かつての軍事的な役割から離れ、リスボンを象徴する歴史的建造物として知られています。
外観には、航海やロープをモチーフとしたマヌエル様式の装飾が施され、ポルトガルの黄金時代を物語ります。その美しさに見入ったあとは、塔内のらせん階段を上って上階へ。窓の先には、テージョ川とリスボン市街の景観が広がっています。
人気観光地のため、日中は入場待ちの行列ができることもしばしば。混雑を避けて快適に観光を楽しみたい場合は、開館時刻の9時30分に合わせて訪れるのがおすすめです。
名称 | ベレンの塔 |
住所 | |
アクセス | トラムLargo da Princesa駅より徒歩7分 |
料金 | €15(約2,400円) |
02|ジェロニモス修道院
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ジェロニモス修道院は、荘厳な佇まいと繊細な装飾が魅力の、リスボンを代表する世界遺産のひとつです。16世紀初頭、大航海時代の英雄ヴァスコ・ダ・ガマの偉業を称えるため、ベレン地区に建てられました。
1502年の着工から完成までおよそ300年をかけた壮麗な建物は、マヌエル様式の最高傑作とされています。航海や自然をモチーフにした精巧な石彫りが随所に施され、ファサードから回廊に至るまで、息をのむような美しさが感じられるでしょう。
内部には、ヴァスコ・ダ・ガマの石棺も安置されており、この場所にさらなる歴史的重みを添えていると言えます。
名称 | ジェロニモス修道院 |
住所 | |
アクセス | トラムMosteiro dos Jeronimos駅より徒歩4分 |
料金 | €18(約2,880円) |
03|発見のモニュメント
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発見のモニュメントは、エンリケ航海王子の没後500年を記念して、1960年に建てられた高さ52mの記念碑です。
塔の両側には、マゼランをはじめとする大航海時代の偉大な探検家たちの像が並び、ポルトガルの誇り高き歴史を静かに物語っています。テージョ川沿いの広々とした空間に堂々と立ち、白亜の外観が、青空とのコントラストがひときわ映えるのも魅力です。
塔内のエレベーターで展望台まで上がると、リスボン市街とテージョ川が一望でき、開放感あふれる絶景が広がります。足元の広場には世界地図を描いた大きなモザイクが設置されており、記念撮影スポットとしても人気です。
名称 | 発見のモニュメント |
住所 | |
アクセス | トラムMosteiro dos Jeronimos駅より徒歩10分 |
料金 | €10(約1,600円) |
04|サン・ジョルジェ城
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サン・ジョルジェ城は、リスボン旧市街の丘の上にたたずむ中世の要塞です。
11世紀にムーア人によって築かれ、1147年のリスボン奪還後には、ポルトガル王の宮殿として使用されていました。現在も城壁や監視塔、貯水槽跡が残り、石造りの構造が当時の面影を色濃く伝えています。
高台にある城からは、赤茶色の屋根が連なる旧市街と、ゆったりと流れるテージョ川の眺望を楽しめるでしょう。特に夕暮れ時には、街並みと川面が黄金色に染まり、幻想的な景色が訪れる人々を魅了します。
なお、敷地内や周辺には坂道や石畳が多く、足元が不安定な場所もあるため、歩きやすい靴での訪問がおすすめです。
名称 | サン・ジョルジェ城 |
住所 | |
アクセス |
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料金 | €15(約2,400円) |
05|サンタ・ジュスタのリフト
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サンタ・ジュスタのリフトは、1902年に開業したリスボンの歴史的なエレベーターです。街の中心部にあるバイシャ地区と高台に広がるシアード地区を垂直に結び、現在も木製のエレベーターブース2基が現役で稼働しています。
設計を手がけたのは、エッフェル塔の設計者の弟子、ラウル・メスニエル・デ・ポンサルド。ネオゴシック様式の鉄造建築は、優美な姿で街並みに溶け込んでいます。
最上階でエレベーターを降り、らせん階段をのぼると展望台に到着。旧市街とテージョ川の眺めが広がり、息をのむような絶景が楽しめます。夜にはライトアップされた塔が幻想的な雰囲気をまとい、リスボンの夜景を美しく引き立てる存在です。
名称 | サンタ・ジュスタのリフト |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Rossio駅より徒歩3分 |
料金 | €6.10(約976円) ※2回まで搭乗が可能 |
06|アルファマ
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アルファマは、サン・ジョルジェ城とテージョ川に挟まれた丘陵地に広がる、リスボン最古の歴史地区です。8世紀から400年以上にわたって栄えたムーア文化の影響が、今も色濃く残っています。迷路のように入り組んだ石畳の路地には、古い教会やアズレージョ装飾の建物が点在し、歩くだけでも中世の趣を感じられるでしょう。
ファドの生演奏を聴きながら郷土料理を味わえるレストランも多く、本場の文化を感じられるのもアルファマならではの楽しみです。ろうそくが灯る落ち着いた店内で魚介のリゾットを味わえば、リスボンらしい夜のひとときを堪能できます。
観光地でありながら、白壁の家々にはカラフルな洗濯物が揺れ、地元の暮らしが垣間見える風景も魅力のひとつです。石畳や坂道が多いため、歩きやすい靴での散策をおすすめします。
名称 | アルファマ |
住所 | |
アクセス | トラムLg. Portas Sol、Limoeiro、Séなどの駅周辺 |
料金 | 無料 |
07|リスボン大聖堂
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リスボン大聖堂は、1147年にポルトガル初代国王がムーア人からリスボンを奪還した後に建てられた、リスボン最古の教会です。
ロマネスク様式の石造りによる重厚な外観が印象的で、バラの花を模したステンドグラスの円形窓が荘厳な雰囲気を醸し出しています。内部にはゴシック様式の回廊や、発掘調査によって見つかった考古学的展示があり、建築と歴史の両面から見どころの多いスポットです。
タイミングが合えば、ミサに参加して神聖な祈りのひとときに立ち会うこともできます。ミサは通常、毎週日曜の午前と水曜の夕方に行われているので、詳細は公式サイトで確認してみてください。
名称 | リスボン大聖堂 |
住所 | |
アクセス | トラムSé駅より徒歩1分 |
料金 | €5(約800円) |
08|コメルシオ広場
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コメルシオ広場は、バイシャ地区のテージョ川沿いに位置する、リスボンを象徴する開放的な広場です。
かつてこの場所にはリベイラ宮殿が建っていましたが、18世紀の大地震で倒壊。その後、ポンバル侯によって都市計画の一環として再整備され、現在の美しい広場へと生まれ変わりました。
黄色いアーケードに囲まれた空間は、散策や写真撮影はもちろん、リスボンの空気をゆったりと味わう場としてもおすすめ。中央にはジョゼ1世の騎馬像が設置されており、歴史の重みを感じさせる存在です。
広場の北側にはアウグスタ通りへとつながる凱旋門がそびえ、街のランドマークとして多くの人に親しまれています。門の上にある展望台からは、赤い屋根の旧市街とテージョ川を一望することができ、まるで一枚の絵画のように感じられるでしょう。
名称 | コメルシオ広場 |
住所 | |
アクセス |
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料金 | 無料 ※凱旋門入場料|€4.50(約720円) |
09|エドゥアルド7世公園
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エドゥアルド7世公園は、イギリス国王エドワード7世のポルトガル訪問を記念して、20世紀初頭に造成された公園です。リスボン中心部の丘に位置し、園内の展望台からは市街地とテージョ川を一望できることから、眺望スポットとしても人気があります。
芝生や植え込みは幾何学模様に美しくデザインされており、散策するのにぴったりの環境。休日には地元の家族連れや観光客でにぎわいますが、リスボン最大の広さを誇る公園だけに、どこか穏やかな時間が流れています。
カフェバーも併設されており、コーヒーやワインを片手に、自然の中でゆったりとしたひとときを過ごすのもおすすめです。
名称 | エドゥアルド7世公園 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Parque駅より徒歩5分 |
料金 | 無料 |
10|国立アズレージョ美術館
国立アズレージョ美術館は、ポルトガル独自のタイル装飾「アズレージョ」の魅力を堪能できる、専門性の高い美術館です。16世紀に建てられた修道院を改装しており、建物自体も歴史的価値を持つ文化財。展示とともに、趣ある空間そのものも見どころのひとつです。
館内では、15世紀から現代に至る多彩なアズレージョ作品が揃い、技法やデザインの変遷をたどることができます。なかでも、リスボンの街並みを描いた全長23メートルのパノラマパネルは圧巻。繊細な描写とスケール感に、思わず足を止めて見入ってしまうほどです。
さらに、併設のカフェでは、美しいアズレージョ装飾を眺めながら、落ち着いた時間を過ごせます。クラシカルな空間で歴史的な装飾に囲まれて過ごすひとときは、美術館鑑賞の余韻を味わうのにぴったりです。
名称 | 国立アズレージョ美術館 |
住所 | |
アクセス | バス停Museu Azulejoより徒歩1分 |
料金 | €10(約1,600円) |
リスボンの隠れた魅力!穴場観光スポット3選
アルファマやベレンといった定番の観光地が人気のリスボンですが、少し足を伸ばせば、趣のある穴場スポットにも出会えます。
今回は、そんなリスボンの知られざる魅力を味わえるスポットを3つご紹介。壮麗な宮殿、創造性あふれる複合施設、歴史の重みを感じる美術館など、異なる魅力を持つ場所を厳選しました。興味に合わせて、ぜひ訪れてみてください。
01|アジュダ宮殿
アジュダ宮殿は、19世紀にポルトガル王室の居城として建てられた壮麗な宮殿です。18世紀のリスボン大地震をきっかけに建設が始まり、現在は王室ゆかりの品々や美術工芸品を展示する博物館として一般に公開されています。
堂々たるネオクラシック様式の外観もさることながら、館内は当時の贅を尽くした華やかな空間です。黄金のシャンデリアが輝く「謁見の間」や、精緻な装飾が施された優美な部屋の数々は、見応えがあります。
広間では定期的にクラシック音楽の演奏会も開催されており、格式ある空間で芸術に浸る特別なひとときを楽しめるのも魅力のひとつです。演奏会の開催日や詳細は、公式サイトでご確認ください。
名称 | アジュダ宮殿 |
住所 | |
アクセス | トラムPalácio Nacional Ajuda駅より徒歩2分 |
料金 | €15(約2,700円) |
02|LXファクトリー
LXファクトリーは、リスボンの最新トレンドを体感できる注目の複合施設です。2008年の再開発によって、かつて織物工場として使われていた敷地が再生され、アートとデザインが融合するユニークな空間へと生まれ変わりました。
敷地内にはレトロな建物が並び、壁一面を彩るカラフルなストリートアートが訪れる人の目を引きます。若手ポルトガルデザイナーによるファッションや雑貨のショップが軒を連ね、個性的なお土産を見つけるのにもぴったりです。
さらに、雰囲気のあるカフェやライブ演奏が楽しめるレストランも充実しており、アートとグルメを同時に味わえるのも魅力のひとつ。感性を刺激しながら、自由な時間を過ごせるエリアとして人気を集めています。
名称 | LXファクトリー |
住所 | |
アクセス | トラムCalvário駅より徒歩4分 |
料金 | 無料 |
03|国立古美術館
国立古美術館は、17世紀に建てられた宮殿を活用し、1884年に開館したポルトガル屈指の美術館です。
中世から19世紀にかけてのヨーロッパ美術や工芸品を幅広く所蔵し、その質と規模の両面で高く評価されています。なかでも、15〜16世紀のポルトガル美術を網羅したコレクションは、この国の芸術史を紐解くうえで欠かせない存在です。
とりわけ注目を集めているのが、ポルトガルの国宝「サン・ヴィセンテの祭壇画」。卓越した写実表現と緻密な構図で知られ、西洋美術の傑作のひとつに数えられています。訪れた際には、ぜひじっくり鑑賞したい作品です。
名称 | 国立古美術館 |
住所 | |
アクセス | バス停Museu Arte Antigaより徒歩2分 |
料金 | 2026年5月頃まで、建物の改修工事のため無料 |
理想のリスボン旅行へ!おすすめ観光スポットを訪れよう
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本記事では、リスボンの観光スポット13選をご紹介しました。リスボンは、どの季節に訪れても魅力が尽きることなく、短期間でも十分に楽しめる場所が詰まっています。ぜひ、この記事を参考にして、理想のリスボン旅行を計画してみてください!
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