【ベネチア観光】おすすめスポットランキング13選 〜水の都でめぐる憧れの景色〜

ベネチア観光のコツ!滞在日数は何日?

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滞在日数は、最低でも2日以上あるとベネチアの魅力をしっかり堪能できるでしょう。余裕があれば、パドヴァやヴェローナなどの近郊エリアにも足を延ばすと、より充実した旅を満喫できます。
市内の主な移動手段は、水上バスの「ヴァポレット」です。ムラーノ島やブラーノ島などの離島を訪れる際や、遠方のエリアに行く際には欠かせません。乗船頻度に応じて、1日乗車券や2日乗車券の購入がおすすめです。
一方、本島の観光スポットは徒歩圏内に点在しており、石畳の路地を歩きながらの散策は、ベネチアならではの楽しみ方です。迷路のような細い路地に足を踏み入れると、ガイドブックに載っていないような景色に出会えるかもしれません。
< モデルプラン >
1日目 | サン・マルコ寺院 - ドゥッカーレ宮殿 ‐ ため息橋 ‐ サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会 ‐ リアルト橋 |
2日目 | ムラーノ島 ‐ ブラーノ島 |
3日目 | ヴェローナ日帰り|「ロミオとジュリエット」の舞台となった美しい街を散策 |
観光スポットと合わせて、ベネチアの費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。航空運賃やホテル費用、食費、観光費などについて具体的な金額を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
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ベネチアで必ず訪れたい!観光スポットランキング10選
ベネチアには、世界一美しいと言われる広場や写真映えする離島など、多彩な見どころがあります。有名なスポットだけでも数多くあるため、効率よく巡るには、事前に興味のある場所をピックアップし、計画を立てておくことが大切です。
ここでは、ベネチア観光の定番スポット10選を紹介します。それぞれの魅力や訪問時の注意点もまとめているので、旅行計画の参考にしてください。
01|サン・マルコ広場

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ベネチア本島の中心であり、象徴とも言えるサン・マルコ広場。サン・マルコ寺院やドゥッカーレ宮殿、鐘楼、コッレール博物館など、歴史的建造物に囲まれた荘厳さを感じさせるスポットです。
ナポレオンが「世界で最も美しい広場」と称えたことでも知られ、その景観を一目見ようと、国内外から多くの人々が訪れます。
しかし、その人気の裏側では、スリやひったくりなども少なくありません。バッグは体の前に抱える、知らない人に声をかけられた際は警戒するなど、防犯意識を持って行動しましょう。
スポット名 | サン・マルコ広場 |
住所 | |
アクセス | 船着き場San Marcoから徒歩5分 |
02|サン・マルコ寺院

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ベネチアで最も有名な教会、サン・マルコ寺院は、街の守護聖人・聖マルコを祀るために建てられました。かつては、東西の交差点として栄えていたベネチア。その歴史を反映するように、ビザンチン様式を基調としつつ、ロマネスクやゴシックの要素も取り入れた多様な建築が特徴です。
見どころは、外観・内部ともに緻密な装飾と華やかなモザイク画にあります。なかでも圧巻なのが、祭壇奥に飾られた「パラ・ドーロ」と呼ばれる黄金の祭壇幕。数百個の宝石がちりばめられ、その輝きと精緻さは一見の価値があります。
見学は、毎日午前9時30分から可能。ただし、日曜日のみ午後2時からとなるため、事前に確認しておくと安心です。また、キャミソールやショートパンツなど肌の露出が多い服装では入場を断られる場合があるため、服装にも気を配りましょう。
スポット名 | サン・マルコ寺院 |
住所 | |
アクセス | 船着き場San Marcoから徒歩5分 |
料金 |
※6歳以下の子どもは無料 |
03|ドゥッカーレ宮殿

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ドゥッカーレ宮殿は、かつてベネチア共和国の総督邸や政庁として使用されていた建物です。ピンクと白の大理石で彩られた外壁と、繊細なアーチが並ぶ外観が美しく、ベネチア・ゴシック様式を代表する建築のひとつに数えられます。
館内には、ベネチア派の画家による壁画や天井画が数多く残されています。なかでも注目すべきは、巨匠ティントレットが手がけた「天国」。縦7メートル、幅22メートルの圧倒的なスケールを誇り、世界最大の油絵とも言われています。大評議会の間を見下ろすこの大作を、ぜひ間近で鑑賞し、その迫力を体感してみてはいかがでしょうか。
チケットは、ドゥッカーレ宮殿やコッレール博物館、国立考古学博物館、マルチアーナ国立図書館の共通券となります。中でもドゥッカーレ宮殿とコッレール博物館は、購入時に日時指定が必要です。いずれもじっくり見学するなら、それぞれ約2時間は見ておきたいところ。見学時間にゆとりを持たせたうえでの予約がおすすめです。
スポット名 | ドゥッカーレ宮殿 |
住所 | |
アクセス | 船着き場S. Marco-San Zaccariaから徒歩3分 |
料金 | ドゥッカーレ宮殿、コッレール博物館、国立考古学博物館、マルチアーナ国立図書館モニュメントルームの共通チケット
※入場の30日前までにオンライン購入した場合は割引あり |
04|リアルト橋

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カナル・グランデに架かるリアルト橋は、ベネチアに点在する数百の橋の中でも最も古く、象徴的な存在です。白い大理石で造られたアーチ橋は、全長48メートル、幅22メートル、高さ7.5メートル。堂々たる規模ながら、どこか優美で繊細な趣が漂います。
訪れたらまず、橋のたもとからその全景を眺めてみてください。アーチを描くシルエットが運河の水面に映り込む様子は、まるで芸術作品のようです。続いて、階段を上って中央部へと進んでみましょう。そこには、赤茶色の屋根と石造りの建物が並ぶ街並み、そして運河を行き交うゴンドラやボートが織りなす風景が広がります。
昼間の明るい表情も魅力的ですが、日が暮れるとともに橋全体がライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。時間帯によって異なる表情を見せてくれるリアルト橋は、ぜひ昼と夜、両方の顔を楽しんでいただきたいスポットです。
スポット名 | リアルト橋 |
住所 | |
アクセス | 船着き場Rialto徒歩1分 |
05|カナル・グランデ

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カナル・グランデは、ベネチアの中心を弧を描くように流れる全長約3,800メートルの大運河です。サンタ・ルチア駅とサン・マルコ広場を結ぶこの水上ルートは、「水の都」の大動脈。日常の足としても、観光の目玉としても、ベネチアに欠かせない存在です。
運河を行き交うヴァポレットやゴンドラの姿は、モネやルノワールなど、著名な画家たちの作品の題材として描かれてきました。特に、スカルツィ橋、リアルト橋、アカデミア橋が架かるエリアは、絵になる風景として人気があります。また、橋のたもとや橋上から見下ろす眺めも見逃せません。
ベネチア滞在中には、水上からの観光もぜひ取り入れてみてください。おすすめは、市民の足として親しまれているヴァポレットの1番線。ゴシック様式の宮殿や白いドーム屋根が美しい教会など、見どころ豊かな運河沿いを、手頃な運賃で巡ることができます。
スポット名 | カナル・グランデ |
住所 | Fondamenta Scalzi, 30121 Venezia VE (カナル・グランデのスタート地点サンタ・ルチア鉄道駅前の船着き場) |
アクセス | サンタ・ルチア鉄道駅前 |
06|アカデミア美術館
アカデミア美術館は、14世紀から18世紀にかけてのベネチア派絵画を集めたミュージアムです。ヴェロネーゼ作の「レヴィ家の饗宴」、ジョルジョーネ作の「嵐」、ティツィアーノ作の「ピエタ」など、巨匠たちの制作物が展示されています。
また、ベッリーニの「サン・マルコ寺院の祝祭行列」のように、ベネチアの街を題材にした絵もあり、現在の風景と見比べながら鑑賞するのも興味深いでしょう。
なお、館内への大きなバッグや傘、リュックの持ち込みは禁止されています。これらの荷物がある場合は、チケット売り場付近のクロークを利用可能です。貴重品はコインロッカーに預けることができますが、€1硬貨が必要なため、事前に小銭を用意しておくと安心です。
日本語の音声ガイドは、€6(約960円)で貸し出されています。作品への理解を深めたい方は、ぜひ活用してみてください。
スポット名 | アカデミア美術館 |
住所 | |
アクセス | 船着き場Accademiaからすぐ |
料金 |
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07|ため息橋

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ため息橋は、16世紀に建てられた白い大理石のアーチ橋です。かつてはドゥッカーレ宮殿と対岸の牢獄をつなぐ通路として使われており、囚人が裁判後に渡る「最後の橋」でもありました。
その名の由来は、イギリスの詩人バイロン詩に登場する逸話から。囚人たちが橋の小窓からベネチアの景色を見納め、深いため息をついたという物語にちなんでいます。
かつての哀愁漂う橋も、今ではロマンチックな名所として人気です。夕暮れ時にゴンドラでこの橋の下をくぐりながらキスをすると、永遠の愛が叶うというロマンチックな言い伝えも。ため息橋を巡るゴンドラツアーもあるので、希望する方は事前予約がおすすめです。
また、写真撮影には、隣接するパリャ橋からの眺めがベストスポット。運河越しにため息橋の美しい全景を収めることができます。
スポット名 | ため息橋 |
住所 | |
アクセス | 船着き場S. Marco-San Zaccaria "F"から徒歩4分 |
08|サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会

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白亜の八角形の建物に、緑色のドームが優雅に重なるサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会。ベネチアン・ゴシック建築の傑作と言われるこの教会は、ペスト終息への感謝を込めて建てられました。
その美しい外観は、グランド・カナル沿いからもひときわ目を引き、街のランドマークとして親しまれています。内部の聖具室では、ルネサンス期の巨匠ティツィアーノやティントレットによる宗教画を鑑賞でき、芸術的な魅力も十分。荘厳な雰囲気の中、当時の信仰と芸術の深い結びつきを体感できます。
周辺には、ペギー・グッゲンハイム・コレクションやアカデミア美術館も徒歩圏内にあり、この一帯は「アート巡りの定番ルート」としても人気があります。古き良きベネチアと今どきのアート感を堪能できる、効率的なモデルコースです。
スポット名 | サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会 |
住所 | |
アクセス | 船着き場Saluteから徒歩1分 |
料金 |
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09|サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会

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サン・マルコ広場の対岸に位置するサン・ジョルジョ・マッジョーレ島。この島に建つサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は、陽光を反射してまばゆく輝く白い外観が印象的です。
教会を訪れたら、ぜひ鐘楼にも足を運んでみてください。エレベーターで上がった先に広がるのは、ベネチア本島を含むラグーン全体を見渡せる360度の大パノラマ。特に、赤い屋根と水路が織りなす本島の景色は息をのむ美しさです。
さらに、ヴァポレットで島へ向かう途中も見逃せません。船上から望むサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は、水面に浮かぶような幻想的な姿を見せてくれます。写真映えを狙うなら、移動中のワンシーンにもぜひ注目してみましょう。
スポット名 | サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会 |
住所 | |
アクセス | 船着き場San Giorgioからすぐ |
料金 |
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10|ブラーノ島

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ブラーノ島は、クレヨンで描いたようにカラフルな家々が建ち並ぶ、小さな島です。霧の多いこの地域で、漁師が家を見つけやすいよう外壁に色を塗ったことが、島独自の景観のはじまりと言われています。
観光の楽しみ方は、地図にとらわれず気ままに散策すること。どこを歩いてもフォトジェニックな風景が続き、写真好きにはたまらないスポットです。さらに、伝統工芸であるレースづくりもこの島の魅力のひとつ。レース博物館でその歴史や技巧に触れたり、レース製品を扱うショップをのぞいたりするのもおすすめです。
ブラーノ島を訪れるなら、本島との途中にあるムラーノ島にもぜひ足を延ばしてみてください。ムラーノ島はベネチアングラスの名産地として知られ、ガラス工房の見学や繊細なガラス製品のショッピングが楽しめます。
両島を周遊する場合は、€9.5(約1,520円)の片道券よりも、€25(約4,000円)で24時間乗り放題になるヴァポレットの1日券を使うとお得です。
スポット名 | ブラーノ島 |
住所 | (ブラーノの船着き場) |
アクセス | サンタ・ルチア鉄道駅からヴァポレットで約50分 ムラーノ島からヴァポレットで約30分 |
ベネチアの隠れた魅力!穴場観光スポット3選
テレビや映画でおなじみの観光地が点在するベネチア。定番スポットももちろん魅力的ですが、せっかく訪れるなら、ガイドブックに載っていないような隠れた名所にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
ここでは、ベネチアの穴場スポットを3つご紹介します。貴族の館のような趣のあるカフェやユニークな光景が広がる書店などを厳選しました。ベネチアをより深く味わうために、ぜひ観光ルートに加えてみてください。
01|イタリア最古のカフェ「カフェ・フローリアン」
1720年創業のカフェ・フローリアンは、ベネチア共和国時代から続く由緒ある老舗カフェ。ハイセンスな空間でコーヒーを味わうという、現代のカフェ文化の原点ともいえる存在です。バイロンやプルースト、ディケンズといった名だたる文豪たちも足を運んだ場所として知られています。
店内に足を踏み入れると、中世の貴族の邸宅を思わせる華やかな内装が目を引きます。壁一面に飾られた絵画や重厚なインテリアの数々が、歴史の重みを物語っているかのよう。また、サン・マルコ広場に面したテラス席では、オーケストラによる生演奏も楽しめます。
さらに、店内ではカフェ・フローリアンのオリジナルグッズも販売されています。 ロゴ入りのレザーポーチや、缶入りの焼き菓子などが人気で、上質なデザインは、ベネチアらしさを感じるお土産としてぴったりです。
スポット名 | カフェ・フローリアン |
住所 | |
アクセス | 船着き場San Marcoから徒歩4分 |
02|絵になる書店「リブレリア・アクア・アルタ」
ベネチアでひときわ目を引くユニークな書店、リブレリア・アクア・アルタ。店名の「アクア・アルタ」は「高潮」を意味し、その名の通り、ベネチア特有の水害に対応した店づくりが随所に施されています。
店に足を踏み入れると、本が無造作に詰め込まれたバスタブやゴンドラが並ぶ、風変わりな光景が広がります。これは演出ではなく、実際に高潮から本を守るために店主が編み出した実用的な知恵。こうした工夫に、この店ならではの魅力となっています。
なかでも印象的なのが、中庭にある「本の階段」。古い百科事典を積み上げて作られた階段は、赤レンガの壁を背景にまるでアート作品のような存在感を放ち、写真スポットとしても人気です。
スポット名 | リブレリア・アクア・アルタ |
住所 | |
アクセス | 船着き場Rialtoから徒歩9分 |
03|螺旋階段と眺望が素晴らしい「コンタリーニ・デル・ボヴォロ宮」
コンタリーニ・デル・ボヴォロ宮は、15世紀に建てられたベネチア貴族の邸宅です。館名に含まれる「ボヴォロ」はベネチア方言で「カタツムリ」を意味し、その由来のとおり、外付けの螺旋階段が最大の見どころとなっています。
外観だけでも十分に目を引きますが、せっかく訪れるなら内部の見学もおすすめです。繊細な柱とアーチが連なる階段を上がるにつれ、視界が少しずつ開けていき、登る過程そのものがひとつの体験として楽しめます。
最上部にあたる地上約30メートルの展望台に到着すると、赤レンガの屋根が連なるベネチアの街並みが眼下に広がります。遠くにはサン・マルコ広場の鐘楼も望め、その眺めは登ってきた苦労を忘れるほどの絶景です。
スポット名 | コンタリーニ・デル・ボヴォロ宮 |
住所 | |
アクセス | 船着き場Rialtoから徒歩5分 |
料金 |
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理想のベネチア旅行へ!おすすめ観光スポットを訪れよう

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本記事では、ベネチアの観光スポット13選をご紹介しました。ベネチアは、どの季節に訪れても魅力が尽きることなく、短期間でも十分に楽しめる場所が詰まっています。ぜひ、この記事を参考にして、理想のベネチア旅行を計画してみてください!
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