【カンボジア|シェムリアップ観光】おすすめ有名スポットランキング13選!

シェムリアップ観光のコツ!滞在日数は何日?
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滞在日数は最低でも3日以上あると、シェムリアップの魅力をしっかり堪能できます。余裕があれば、コー・ケー遺跡群やプレック・トアル鳥類保護区などの近郊エリアにも足を延ばすと、旅の満足度が一層高まるでしょう。
市内の主な移動手段は、トゥクトゥク、タクシー、レンタルバイクなどがあります。見どころ同士が比較的近いため、エリアごとに観光計画を立て、近隣のスポットをまとめて巡ると効率的です。
< モデルプラン >
1日目 | アンコール国立博物館‐オールドマーケット‐パブストリート |
2日目 | アンコール・ワット‐アンコール・トム‐タ・プローム‐トンレサップ湖 |
3日目 | バンテアイ・スレイ‐ベンメリア遺跡‐プノン・バケン |
4日目 | コー・ケー遺跡群日帰り|一時的にクメール王朝の首都だった幻の都の遺跡群を鑑賞 ※個人で車をチャーターするか、日帰りツアー参加がおすすめ |
5日目 | プレック・トアル鳥類保護区日帰り|ラムサール条約登録地でバードウォッチング ※日帰りツアー参加がおすすめ |

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シェムリアップで必ず訪れたい!定番観光スポット10選
シェムリアップには、古代の遺跡群や壮大な自然景観、人気映画の撮影スポットなど、多彩な見どころがあります。有名なスポットだけでも数多くあるため、効率よく巡るには、事前に興味のある場所をピックアップし、計画を立てておくことが大切です。
ここでは、シェムリアップ観光の定番スポット10選を紹介します。それぞれの魅力や訪問時の注意点もまとめているので、旅行計画の参考にしてください。
01|アンコール・ワット
Pixabay
アンコール・ワットは、12世紀前半にスーリヤヴァルマン2世によって建設された、ヒンドゥー教の寺院遺跡です。
東西1.5km、南北1.3kmの敷地内に、高さ65mの中央祠堂を中心とした石造建築群が配置されており、その壮大さは圧巻。ヒンドゥー教の宇宙観を表現した建築様式と、回廊や壁面を彩る緻密な彫刻は、クメール建築の最高傑作として評価されています。
遺跡から眺める朝日や夕日も、アンコール・ワットならではの見どころ。特に人気なのが朝日鑑賞で、日の出とともに中央塔のシルエットが聖池に逆さに映し出される光景は圧巻です。一方、夕暮れ時には、西日を受けて遺跡全体が柔らかな金色に染まる美しさを堪能できます。
滞在期間に余裕があれば、朝夕両方の時間帯に訪れるのがおすすめです。ただし、時間が限られている場合には、定番の朝日鑑賞を優先すると良いでしょう。
スポット名 | アンコール・ワット |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ市街から車で約20分 |
料金 |
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02|アンコール・トム(バイヨン寺院)
Pixabay
アンコール・トムは、12世紀末から13世紀初頭にかけて、ジャヤヴァルマン7世によって築かれた大乗仏教の王都です。約3km四方の広大な城壁と環濠に囲まれ、その中心には仏教とヒンドゥー教の混交寺院であるバイヨン寺院がそびえ立っています。
最大の見どころは、「クメールの微笑み」と称される、現存する37基の塔の各面に刻まれた173面の巨大な人面彫刻です。観世音菩薩を模した穏やかな表情は、ジャヤヴァルマン7世が武力から慈悲による統治へ理念転換したことの象徴とされています。
また、バイヨン寺院の回廊には、11,000体を超える人物像が彫られた壮大なレリーフが残存。戦闘や儀式、市場でのやりとりなど当時の生活の様子が生き生きと描かれており、考古学的に極めて重要な史料とされている歴史的傑作です。
スポット名 | アンコール・トム(バイヨン寺院) |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ市街から車で約20分 |
料金 |
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03|タ・プローム
Pixabay
タ・プロームは、12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって建設された、大乗仏教の寺院遺跡です。東西約1㎞、南北約600mの周壁に囲まれた境内には、回廊や祠堂、塔などが複雑に配置されています。
なかでも、巨大なガジュマルの木々が石造りの建造物に絡みつくように根を張り、遺跡そのものと一体化している姿は必見。修復作業は最小限に留められているため、自然の力によって現在も姿を変え続けており、遺跡としての独特な魅力を保っています。また、この特異な風景は、映画「トゥームレイダー」の撮影地としても使用されました。
遺跡内部に続くのは、ガジュマルの根に持ち上げられた石畳や、樹木によって押し広げられた石壁の隙間を進む細い通路。足元が不安定な箇所もあるため、歩きやすい靴での訪問がおすすめです。
スポット名 | タ・プローム |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ市街から車で約30分 |
料金 |
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04|トンレサップ湖
Pixabay
トンレサップ湖は、東南アジア最大の淡水湖です。乾季と雨季で大きく姿を変え、乾季には約1mの水深が雨季には9m以上にまでなり、湖面も約6倍に拡大します。
湖周辺には、水位変動に対応した高床式や筏型住居からなる水上集落が形成されているのが特徴です。集落には、学校や教会、病院、ガソリンスタンド、市場、さらには水上レストランまであり、生活に必要な機能が湖上に揃っています。
トンレサップ湖では、現地の暮らしを間近で観察できるボートツアーに参加してみましょう。水上市場での魚の売買や子どもたちが小船で通学する様子、住民が湖水で洗濯する日常風景などが見られます。
また、自然の美しさも堪能したい場合は、夕暮れ時の訪問が特におすすめ。湖面が金色から朱色へと刻々と変化し、空と湖面の境目が次第に曖昧になっていく幻想的な光景が広がります。
スポット名 | トンレサップ湖 |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ市内から車で約20分 |
料金 | 無料※ツアー代は別途必要 |
05|ベンメリア遺跡
Unsplash ※画像はイメージです
ベンメリア遺跡は、12世紀前半にスーリヤヴァルマン2世によって建設されたと伝えられる、ヒンドゥー教と仏教の混合寺院です。建築様式はアンコール・ワットと共通する点が多く、平地に広がる重厚な構造や十字回廊の配置などに類似性が見られます。
遺跡全体は、長い年月を経て風雨や植物に浸食されており、苔むした石材や木の根が石壁に絡みつく風景が特徴的。遺跡内には、木製通路や崩れた石材が道をふさぐ箇所があり、遺跡探索の醍醐味を味わえるのも魅力の一つです。また、建物内には、神話や植物文様のレリーフが今も部分的に残されており、当時の宗教観や石工の高度な技術を感じられるでしょう。
見学の所要時間は、おおよそ1時間半です。他の遺跡と比べると観光客の数が少なく、静かな環境の中でじっくりと遺跡を巡ることができます。
スポット名 | ベンメリア遺跡 |
住所 | |
アクセス | シェムリアップから車で約1時間30分 |
料金 |
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06|バンテアイ・スレイ
Pixabay
バンテアイ・スレイは、10世紀後半に王の師僧ヤジュニャヴァラーハとその弟によって建設された、ヒンドゥー教寺院です。赤色砂岩で造られており、その硬質さを活かした精緻で華やかな装飾が、アンコール遺跡群の中でもひときわ高い評価を得ています。
特に「東洋のモナリザ」と呼ばれる女神デヴァターの像は必見です。半眼に伏せた瞼の美しい曲線と、ほのかに微笑む口元の表情が、千年の時を超えて語りかけてくるような存在感を放っています。また、壁面には、ヒンドゥー教神話に登場するシヴァ神やナーガ、インド叙事詩「ラーマーヤナ」の場面などの細かい描写も。当時の神話への理解や宗教観、芸術技術の高さを随所に感じることができるでしょう。
小規模な遺跡なので、観光の所要時間は1時間程度になります。寺院は東向きに建てられているため、朝の光が彫刻を美しく照らす、午前中の訪問がおすすめです。
スポット名 | バンテアイ・スレイ |
住所 | |
アクセス | シェムリアップから車で約45分〜60分 |
料金 |
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07|プノン・バケン
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プノン・バケンは、9世紀末にヤショーヴァルマン1世によって建設されたヒンドゥー教寺院です。アンコール三聖山の一つである高さ約60mのプノン・バケン山の頂上に建っており、麓から徒歩15分ほどで辿り着きます。
寺院は、6層構造のピラミッド型で、かつては主祠堂のまわりを108基の小祠堂や小塔が取り囲んでいました。中央祠堂や一部の小塔は今も残っているため、回廊や階段を上って当時の建築技術や宗教観を間近で体感できます。
また、東にアンコール・ワット、西に西バライやトンレサップ湖を一望できる頂上からのパノラマビューも見どころの一つ。特に夕暮れ時は、アンコール・ワットの五塔がシルエットとなって浮かび上がる幻想的な光景を一目見ようと、多くの人が訪れます。夕日をベストスポットで楽しみたい場合は、16時頃までに到着しておくのがおすすめです。
スポット名 | プノン・バケン |
住所 | CVF4+GCW Angkor Archaeological Park, Krong Siem Reap 17000, Cambodia |
アクセス | シェムリアップ市街から車で約30分 |
料金 |
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08|アンコール国立博物館
Pixabay ※画像はイメージです
アンコール国立博物館は、クメール文化とアンコール時代の歴史を体系的に紹介する博物館です。館内では、アンコール遺跡群で発見された石像やレリーフなど5,000点以上の収蔵品の一部が展示されています。
展示は8つのギャラリーに分かれており、文明の起源から王朝の変遷、宗教、主要遺跡の解説などの見学が可能です。なかでも、大小様々な約1,000体の仏像が台座に密集して並ぶ「千仏像ギャラリー」は圧巻。時代ごとの様式や表情の違いを比較しながら鑑賞することで、クメール美術の変遷を具体的に理解できます。
博物館には、遺跡を訪れる前に立ち寄るのがおすすめです。事前に背景にある歴史や信仰を学んでおくことで、遺跡の彫刻やレリーフに描かれた物語の意味がしっかり理解できるでしょう。
見学にかかる時間の目安は約2時間で、館内では有料の日本語オーディオガイドもあります。
スポット名 | アンコール国立博物館 |
住所 | |
アクセス | シェムリアップから車で約5分 |
料金 |
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09|オールドマーケット
Pixabay ※画像はイメージです
オールドマーケットは、地元の人々にも観光客にも親しまれている、にぎやかな伝統市場です。市場内には、野菜や果物、肉、魚介類などの生鮮食品から、伝統工芸品、雑貨、衣料品まで、多彩な商品が並んでいます。
午前中は主に地元の人々で混み合い、活気ある取引の様子を間近で観察できるため、よりローカルな雰囲気を味わえるのが魅力です。
一方、午後から夕方にかけては観光客が増え、お土産探しに最適な時間帯。シルク製品や木彫りの置物、スパイスなど、カンボジアならではの特産物に出会えます。値札のない商品が多いため、気になる品を見つけたら値段交渉をしてみてはいかがでしょうか。
観光客に慣れているため、簡単な日本語を話せる店員がいる店も珍しくありません。言葉に不安がある方でも、安心して買い物を楽しめるでしょう。
スポット名 | オールドマーケット |
住所 | |
アクセス | パブストリートから徒歩3分 |
料金 | 無料 |
10|パブストリート
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パブストリートは、全長約100mの通りに観光客向けのバーやレストランが集まる、シェムリアップ随一の繁華街です。夕方になると歩行者天国に姿を変え、20時以降は世界各国からの旅行者が集まる最も活気に満ちた時間帯となります。
通り沿いには、クメール料理をはじめ、タイ料理、イタリアン、インド料理など、国際色豊かな飲食店の数々が。また、ライブ演奏やダンスパフォーマンスを鑑賞できるバーもあり、夜のエンターテイメントを満喫できます。さらに、隣接する裏通りの屋台では、サソリやヘビなどの珍しい食材が売られており、見て回るだけでも楽しめるでしょう。
治安は比較的良好で、観光警察の巡回があるため、女性同士や家族連れでも安心して過ごせるナイトスポットです。
スポット名 | パブストリート |
住所 | |
アクセス | オールドマーケットから徒歩3分 |
料金 | 無料 |
シェムリアップの隠れた魅力!穴場観光スポット3選
テレビや映画でおなじみの観光地が数多く存在するシェムリアップ。定番スポットも魅力的ですが、せっかくならガイドブックに載っていないような隠れた名所を巡るのもおすすめです。
ここからは、シェムリアップの穴場スポットを3つご紹介します。のどかな絶景スポットや伝統工芸の技術を見学できる場所など、多様なスポットを厳選したので、興味に合わせて訪れてみてください。
01|【ロータスファーム】蓮の花が咲き広がるのどかな絶景スポット
Unsplash ※画像はイメージです
ロータスファームは、サッカーコート半面ほどの大きさの池に、蓮の花が一面に咲き広がっているスポットです。周辺にはビルなどの人工的な建物がなく、地元住民がのんびりと時間を過ごしに訪れる、のどかで落ち着いた雰囲気が漂っています。
おすすめの時間帯は、蓮の花が最も美しく咲くとされる午前7時から9時頃。池の周りには10分ほどで一周できる歩道が設置されているので、さまざまな角度から花の表情を楽しめます。
また、池の周囲に並ぶ藁葺き屋根の小屋の中では、飲食が可能。クメール風の炒め物やチャーハンのほか、カタツムリの唐辛子炒めや乾燥蛇肉といった珍しい料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。また、小屋の中にはハンモックも吊るされているので、食後はハンモックに揺られながら、池の風景を眺めるのもおすすめです。
スポット名 | ロータスファーム |
住所 | |
アクセス | シェムリアップから車で約15分 |
料金 | 2,000KHR(約75円) |
02|【アーティザン・アンコール】若き職人が紡ぐ伝統工芸の技術
Pixabay ※画像はイメージです
アーティザン・アンコールは、カンボジアの伝統工芸の技術継承と若者への職業訓練を目的とした工芸センターです。内戦により失われかけた木彫りや石彫り、漆、絹製品などの伝統工芸品が、職人たちの手によって丁寧に制作されています。
ここでは、実際に職人が作業している工房内の見学が可能です。緻密な制作技術や、工芸品が生み出される工程を間近で見ることができるのは、この施設ならではの魅力といえるでしょう。
また、併設のショップでは、工房で制作された工芸品を含む、上質なアイテムが購入できます。なかでもおすすめなのは、品質とデザインの両面で高い評価を得ている絹製品。シェムリアップ郊外にある自社シルクファームで、桑の栽培から織りまでを一貫して手がけ、高い品質を実現しています。
スポット名 | アーティザン・アンコール |
住所 | Chantiers-Ecoles Stung Thmey, Street, Krong Siem Reap, Cambodia |
アクセス | シェムリアップから車で約5分 |
料金 | 無料 |
03|【プーンタコー崖】緑広がる断崖の絶景スポット
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プーンタコー崖は、プノンクーレン山にある見晴らしの良い断崖で、2018年に観光が許可された絶景スポットです。アンコール王朝発祥の地とされるプノンクーレン山は、今も多くの人々の信仰を集めており、この崖もまた巡礼路の途中にあります。
崖の上からは広大な森林と平野が一望でき、天気が良ければ遠くにアンコール遺跡群の一部を見渡せることも。特に雨季には木々が生い茂り、緑が一段と鮮やかに映えます。
崖には柵などの安全設備がなく、足元には滑りやすい岩場もあるため、歩きやすい靴での訪問がおすすめ。また、プノンクーレン山には午前12時までしか入山できないため、余裕をもって午前中に訪れる計画が必要です。近くには「千体リンガ」と呼ばれる遺跡が残る川や聖なる滝、涅槃仏などの見どころもあるので、併せて立ち寄ると良いでしょう。
スポット名 | プーンタコー崖 |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ市内から車で約2時間 ※プノンクーレン山の麓まで |
料金 | 20US$(約2,970円) |
理想のシェムリアップ旅行へ!おすすめ観光スポットを訪れよう
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本記事では、シェムリアップの観光スポット13選をご紹介しました。シェムリアップは、どの季節に訪れても魅力が尽きることなく、短期間でも十分に楽しめる場所が詰まっています。ぜひ、この記事を参考にして、理想のシェムリアップ旅行を計画してみてください!
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