2025年版|クラクフ観光ランキング10選&穴場3選

クラクフ観光のコツ!滞在日数は何日?
クラクフ観光は、歴史・商業施設などが街の中心に集まっているため 、2泊3日程度での短期間でも楽しめます。ただし、アウシュビッツなど郊外の名所や美術館・教会をじっくり巡りたい場合は、3泊4日〜4泊5日の余裕を持った日程がおすすめです。
クラクフ市内の主な交通手段は、バス、トラム、電車など。便利なのは市内を網羅するバスで、空港アクセスにも利用可能です。トラムは市中心部から郊外まで、幅広いエリアをカバーしており、観光地へのアクセスに重宝します。
< モデルプラン >
1日目 | 中央広場 - 織物会館 - 聖マリア教会 - カジミエシュ地区 (シュロカ通り) |
2日目 | ヴァヴェル城 - カジミエシュ地区(ユダヤ人街) - クラクフ歴史博物館 |
3日目 | バルバカン(城壁跡) - フロリアンスカ門 - 聖フロリアン通り - クラクフ国立博物館 |
4日目 | アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所 ※公共交通機関での移動は可能だが、日帰りツアー参加がおすすめ |
5日目 | ヴィエリチカ岩塩坑 ※公共交通機関での移動は可能だが、日帰りツアー参加がおすすめ |

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クラクフで必ず訪れたい!観光スポットランキング10選
クラクフは、中世の旧市街と王宮文化、ユダヤ人街の歴史、第二次大戦の記憶が凝縮する街です。主要スポットは旧市街に集まり、徒歩でも効率よく巡れます。
ここではクラクフ観光の定番スポット10選をご紹介。それぞれの魅力や訪問時の注意点をまとめているので、旅行計画の参考にしてください。
01|ヴァヴェル城
Pixabay
ヴァヴェル城は10世紀に築かれた古城で、長年にわたりポーランド王の居城として使われてきました。現在はポーランドの歴史と文化を象徴する国立博物館として、年間約180万人が訪れる人気スポットです。
城の建築は時代とともに発展し、ゴシック様式を基盤にルネサンスやバロックの要素が組み合わさっています。特に中庭のアーケードはイタリア・ルネサンス様式の傑作とされ、赤レンガの外壁との美しいコントラストが印象的です。
見学の中心となる大聖堂にあるのは、歴代国王が眠る三つの礼拝堂。旧王宮では豪華なタペストリーや王室の調度品を間近で鑑賞でき、当時の宮廷生活を体感できるでしょう。さらに、城の敷地内にある竜の洞窟は、クラクフの伝説に登場する竜退治の舞台として楽しめます。
チケットは当日購入も可能ですが、混雑回避には事前予約が推奨されます。開館時間は季節や曜日により変動するため、公式サイトで最新情報を確認してから訪問しましょう。
スポット名 | ヴァヴェル城 |
住所 | |
アクセス | クラクフ中央駅より徒歩20〜30分 |
料金 | 敷地内への入場無料・各施設を見学する場合はチケットが必要 |
02|中央市場広場
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中央市場広場は、13世紀から続くクラクフ旧市街の中心部にある広場です。石畳の広場には、ルネサンス様式の織物会館を中心に、ゴシック建築の聖マリア教会や市庁舎塔が建ち並んでいます。
織物会館の1階では、伝統工芸品やアンバーアクセサリーなどを購入でき、2階は国立美術館として19世紀ポーランド絵画を展示しています。
聖マリア教会では、毎正時にトランペットが演奏され、内部の精巧な木彫り祭壇も見どころです。さらに、市庁舎塔の展望台からは広場全体とクラクフの街並みを一望できます。
多くの観光客が楽しむ定番の過ごし方として、広場を囲むカフェのテラス席で地元の日常風景を眺めながら、ポーランドの郷土料理やコーヒーを味わうのもおすすめです。
スポット名 | 中央市場広場 |
住所 | |
アクセス | クラクフ中央駅より徒歩10分 |
料金 | 敷地内への入場無料・各施設を見学する場合はチケットが必要 |
03|カジミエシュ地区(ユダヤ人街)
Pixabay
カジミエシュ地区は、15世紀以降、ユダヤ文化の中心地として栄えた歴史的なエリアです。第二次世界大戦のナチス占領下で惨事に見舞われ、一時は荒廃。しかし、近年の再開発により、おしゃれなショップやカフェが立ち並ぶトレンド発信地へと生まれ変わりました。
石畳の路地には、古いシナゴーグや伝統的な建物が今も残っています。その隣にはモダンなギャラリーやスタイリッシュなカフェが並ぶなど、歴史の名残と新しい文化が共存していると言えるでしょう。
特に、ユダヤ教の会堂であるシナゴーグは必見です。内部は当時のユダヤ人たちの信仰や暮らしが息づいており、中世から時が止まったかのよう。壁にはヘブライ語の祈りの言葉が刻まれ、木製のベンチや古い燭台、トーラーの巻物などが今も大切に保存されています。
スポット名 | カジミエシュ地区 |
住所 | |
アクセス | Stradon電停からすぐ |
料金 | 無料 |
04|ヴィエリチカ岩塩坑
Pixabay
ヴィエリチカ岩塩坑は、ユネスコ世界遺産に登録された歴史ある岩塩採掘場です。地下327m、全長300kmの広大な坑道は、地下9層にまで及びます。そのうち地下3層、深さ135mまでが公開されており、岩塩で造られた聖堂や彫刻群が見学可能です。
なかでも見どころは、全てが岩塩でできている聖キンガ礼拝堂。塩の塊から彫り出された祭壇や精巧な彫刻が並び、塩の結晶でできたシャンデリアが天井から吊るされています。光の当たり方で様々な表情を見せる塩の輝きは、ここでしか見られない美しさです。
見学はガイドツアー形式で、採掘の歴史や鉱夫の生活について学べます。チケットはオンラインで事前購入可能ですが、日時変更はできません。
坑道内は年間を通して約14℃と一定の温度が保たれています。ツアーは約2時間歩くため、脱ぎ着しやすい服装と歩きやすい靴がおすすめです。
スポット名 | ヴィエリチカ岩塩坑 |
住所 | |
アクセス | バス停Wieliczka Kosciolから徒歩3分 |
料金 |
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05|オスカー・シンドラーの工場博物館
オスカー・シンドラーの工場博物館は、シンドラーが経営していたホーロー製品工場を改装した歴史施設です。ここでは、彼がナチスの迫害から1200人以上のユダヤ人を救った功績を伝えています。
館内では、美容室や鉄道駅、労働キャンプなどの街並みがリアルに再現されており、ナチス占領下のクラクフの生活を肌で感じられるでしょう。写真やホーロー製品のほか、多くの命を救ったとされる「シンドラーのリスト」に関連する記録も見学できます。
特に見逃せないのは、シンドラーの執務室を再現したコーナーです。彼の決断の舞台であるこの部屋で、何を考え、どのような決断を下したのか、ぜひ想像してみてはいかがでしょうか。
混雑を避けて見学するには、午前中の訪問や公式ガイドツアーへの参加、事前予約がおすすめです。
スポット名 | オスカー・シンドラーの工場博物館 |
住所 | |
アクセス | バス停Krakowska Akademiaから徒歩6分 |
料金 | 通常料金 36PLN(約1,440円) ※ガイド付きは別途料金 |
06|聖マリア教会
聖マリア教会は、クラクフ旧市街の中央広場に建つゴシック様式の教会です。高さの異なる2本の非対称な塔が特徴的で、街のシンボルとして親しまれてきました。
教会内部では、金色や青色を基調とした壁や天井が訪問者を迎えます。近くで見ると、細部まで施された装飾に圧倒されることでしょう。中央には、ヨーロッパ最大級のゴシック木彫祭壇が鎮座しています。祭壇の緻密な彫刻も見どころのひとつで、木彫芸術の最高傑作として称される作品です。
毎正時、聖マリア教会の高い塔から、トランペットの生演奏が街に響き渡ります。この演奏は、13世紀のモンゴルの侵攻時に教会の鐘楼から警告の笛を吹いた伝説に由来しており、曲の途中で突然途切れるのが特徴。長い歴史を持つこの教会ならではの風物詩として、ぜひ耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
スポット名 | 聖マリア教会 |
住所 | |
アクセス | トラムPoczta Główna駅から徒歩約6分 |
料金 | 通常料金 15PLN(約600円) |
07|織物会館
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クラクフ旧市街に位置する「織物会館」は、ヨーロッパ最大級の広さを誇る中央市場広場に建つ商業施設です。13世紀の建造以来、東西から運ばれる織物や衣類、布地を扱う「織物取引所」として繁栄を支えてきました。そのため、現在も「織物会館」という名前で親しまれています。
建物様式の変遷も興味深く、14世紀にはゴシック様式、16世紀にはルネッサンス様式に改装されました。外観は、当時の繁栄を今に伝えるクリーム色の壁とオレンジ色のレンガが特徴的。建物の長さは100メートルに及び、館内には柱やアーチ、ヴォールト天井に施されたルネッサンス装飾が見られるなど、クラクフの歴史と文化を反映しています。
1階には、ショッピングエリアとカフェがあり、通路を挟んだ両側には土産物やアクセサリーなどを販売する小売ブースがずらり。2階には、クラクフ国立博物館の「19世紀ポーランド美術ギャラリー」があり、名画や彫刻を鑑賞できます。
スポット名 | 織物会館 |
住所 | |
アクセス | ポーランド国鉄クラクフ中央駅から徒歩15分 |
料金 | 無料 |
08|フロリアンスカ門
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14世紀初頭に建てられたフロリアンスカ門は、高さ33メートルを誇るゴシック様式の城門です。
名称は近くにある聖フロリアン教会に由来し、敵の侵入から街を守るため、城壁や堀と一体となった防衛システムの一部として築かれました。塔の中ほどに飾られた聖フロリアヌスのレリーフが、今も変わらず街を見つめ続けています。
門の背後には、15世紀に築かれた円形防衛施設、バルバカンがあります。直径約25メートルの姿に、7つの監視塔と厚さ3メートルのレンガ壁が組み合わさった中世ヨーロッパ屈指の防衛建築は、圧巻の存在感。どちらも当時の高度な軍事技術を物語る遺構で、共通チケットで両方を効率よく見学できます。
門を抜けて中央広場へと続くフロリアンスカ通りは、クラクフ旧市街を南北に貫く目抜き通り。カフェやショップが並び、中世の石畳を踏みしめながら散策できる、観光客や地元の人々でにぎわうエリアです。
スポット名 | フロリアンスカ門(聖フロリアン門) |
住所 | |
アクセス | ポーランド国鉄クラクフ中央駅から徒歩で8分 |
料金 |
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09|バルバカン
Pixabay
クラクフ旧市街の玄関口に立つバルバカンは、1498年頃に建造された中世の要塞です。
7つの塔と厚さ3メートルの壁で囲まれた内径24.4メートルの円形空間が特徴的。城壁の一部として旧市街を守り、特にフロリアンスカ門の防御に重要な役割を担っていました。130個の銃眼からは、当時の緊迫した戦況が想像できます。
現在はクラクフ歴史博物館の分館になっており、内部では中世の武器や防具を間近で見学可能。ゴシック様式の建築美は保存状態が極めて良好で、中世ヨーロッパの軍事技術を肌で感じられるでしょう。また、博物館スタッフによる解説では、銃眼の仕組みや防御戦術についても詳しく学べます。
レンガ色の建物の威容が際立つ日中もさることながら、夜になるとライトアップされ、その姿はさらにフォトジェニックです。
スポット名 | バルバカン |
住所 | |
アクセス | 中央市場広場(Rynek Głowny)より徒歩8分 |
料金 | 20PLN |
10|アウシュヴィッツ=ビルケナウ国立博物館
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アウシュヴィッツ=ビルケナウ国立博物館は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツが設けた元強制収容所です。1947年に博物館として一般公開されて以降、世界中からおよそ2500万人以上が訪れました。
ポーランド南部の町、オシフィエンチムにあり、クラクフから西へ約55キロ離れた場所に位置しています。
収容所では100万人以上が犠牲となり、1979年に人類の負の遺産として、ユネスコの世界遺産に登録されました。蚕棚のような三段ベッドやガス室などは、当時の状態でほぼそのまま保存されており、収容所の真実を伝える史跡です。
ナチス関連の映画でたびたび登場するバラック郡や「死の門」と呼ばれるゲートからは、当時の惨劇が生々しく伝わってきます。敷地内には追悼碑や犠牲者の遺品も多数あるため、敬意をもって真摯に鑑賞しましょう。
スポット名 | アウシュヴィッツ=ビルケナウ国立博物館 |
住所 | |
アクセス | クラクフ中央バスターミナルからバスで約2時間 |
料金 | 無料(visit.auschwitz.orgで事前予約が必要) |
クラクフの隠れた魅力!穴場観光スポット3選
ヨーロッパで最も美しい街の一つと称されるクラクフ。王道ルートだけでなく、まだあまり知られていない隠れた名所も数多く存在します。
ここでは、クラクフの穴場スポット3選をご紹介。観光の合間に組み込むと、クラクフの旅がさらに奥深いものになるでしょう。
01|ティニエツ修道院
ポーランド最古のベネディクト会修道院、ティニエツ修道院。創立は1044年、カジミェシュ1世の時代に遡ります。第二次世界大戦で甚大な被害を受けながらも、市民と信者の長年にわたる寄付によって復元された宗教遺産です。
建物はゴシック様式とルネサンス様式が組み合わさった構造。保存状態も良好で、当時の宗教美術を間近で感じることができます。また、川の対岸から眺める修道院の全景は、絵画のような美しさです。
修道院はヴィスワ川の崖の上にあり、現在も現役の修道士たちが祈りの生活を営んでいます。ミサも見学できますが、マナーを守った見学を心がけましょう。さらに、院内には博物館が併設され、修道院の長い歴史を物語る貴重な品々を鑑賞できます。
ショップでは、修道士が醸造するオリジナル地ビールやクッキー、ジャムやハーブ製品など、ここでしか手に入らないお土産品を見つけるのも楽しみの一つです。
スポット名 | ティニエツ修道院 |
住所 | |
アクセス | バス停Tyniec Klasztorまたは Tyniec Skansenより徒歩10分 |
料金 | 無料 ※博物館は5zl(約200円) |
02|クラクフ地下博物館
クラクフ地下博物館は、中央広場の地下4mに広がる考古学博物館です。広場の改修工事中に発見された11世紀ごろの市場の遺構や商人たちの生活道具、装飾品などが、発見された場所でそのまま展示されています。
博物館の特徴は、年表や模型、映像に加え、最新技術を駆使した体験型の展示です。歴史の知識がなくても、ホログラムやタッチスクリーンを通して、没入感あふれる工夫が満載。中世の商人の生活を再現したジオラマや古代の埋葬跡の復元など、タイムスリップしたかのような没入感を味わえます。
見学は、1日の入場者数が300人限定の時間指定制。訪問を決めたらオンラインでの事前予約がおすすめです。滞在時間はおおむね1〜1.5時間が目安で、街の歴史を学びたい方にとって必見のスポットといえるでしょう。
スポット名 | クラクフ地下博物館 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Kraków Główny駅より徒歩13分 |
料金 | 火曜日は無料
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03|ユリウシュ・スウォヴァツキ劇場
ユリウシュ・スウォヴァツキ劇場は、1893年に開設された19世紀折衷主義様式の劇場です。設計には、ウィーン国立歌劇場やパリ・ガルニエ宮など欧州の劇場建築の影響が反映されています。
外観は折衷様式で、ネオ・バロックとネオ・ルネサンスの要素が強く表れている建築が特徴。客席上部の直径約20メートルのドームと、30.5メートルに達する尖端が、威風堂々とした存在感を放っています。
劇場内部は約540席の客席があり、19世紀ヨーロッパの劇場文化の粋を集めた美しい空間。ウィーンオペラ座をモデルとした大理石の前室やクリスタルシャンデリア、精緻なカリアティード彫刻などを間近で鑑賞できます。
130年以上の歴史を持ちながら現在も現役で運営され、オペラやバレエ、演劇の公演でポーランドの文化的伝統を体感できるでしょう。
スポット名 | ユリウシュ・スウォヴァツキ劇場 |
住所 | |
アクセス | 中央広場から徒歩約10分 |
料金 | 劇場のガイド付き見学ツアー|30zł (約1,200円) |
理想のクラクフ旅行へ!おすすめ観光スポットを訪れよう

Pixabay
本記事では、クラクフの観光スポット13選をご紹介しました。クラクフは、どの季節に訪れても魅力が尽きることなく、短期間でも十分に楽しめる場所が詰まっています。ぜひ、この記事を参考にして、理想のクラクフ旅行を計画してみてください!
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