【チリ観光】おすすめスポットランキング13選!

チリ観光のコツ!滞在日数は何日?
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滞在日数は2日あるとチリの首都サンティアゴを満喫でき、3〜4日確保できれば日帰りで郊外のバルパライソに足を伸ばせます。さらに5〜7日の余裕があれば、イースター島やパタゴニア地方、アタカマ砂漠などを訪れるプランも実現可能です。
チリは南北に見どころが点在し、全スポットを無理なく巡るのが難しい旅行先です。そのため、ここでは中部のサンティアゴを拠点に、アタカマ砂漠へ足を運ぶ5日間のルートをご紹介します。
< モデルプラン >
1日目 | アルマス広場 - サンティアゴ大聖堂 - モネダ宮殿 |
2日目 | サン・クリストバルの丘 - バリオ・イタリア - バリオ・ユンガイ |
3日目 | サンティアゴからサン・ペドロ・デ・アタカマへ国内線で移動|月の谷で夕日鑑賞 |
4日目 | タティオ間欠泉日帰り|早朝に噴気を見学 - サン・ペドロで休息 - 星空観測 |
5日目 | サンティアゴに戻り市内観光|お土産購入 - 帰路へ |

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チリで必ず訪れたい!エリア別おすすめ観光スポット10選
チリには、サンティアゴの歴史地区からアタカマ砂漠の絶景、パタゴニアの大自然、世界遺産の街並みまで、多様な魅力があります。訪れたい場所が点在しているからこそ、効率よく巡るには興味のあるエリアを絞り込み、計画を立てておくことが大切です。
ここでは、チリでぜひ足を運びたいエリア別のおすすめ観光スポット10選をご紹介します。
それぞれのポイントや訪問時の注意点もまとめていますので、旅行計画を立てる際の参考にしてください。
01|ラパ・ヌイ国立公園(イースター島)
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ラパ・ヌイ国立公園は、チリ本土から西へ約3,700km離れたイースター島全域を占める世界遺産です。約900体のモアイ像が残されており、先住民ラパ・ヌイの人々が造り上げた巨石文化を、島中に点在する遺跡から辿ることができます。
国立公園は遺跡間の距離が長く、ラノ・ララクとオロンゴなどの一部エリアではガイド同行が義務付けられています。そのため、移動・チケット・ガイド付き見学がセットになっている現地ツアーに参加するのが一般的です。
多くのツアーで最初に訪れるのが、15体のモアイが一列に並ぶ島最大の祭壇「アフ・トンガリキ」。朝日がモアイの背後から昇るシーンが有名なので、この瞬間を見ようと前日から島入りする旅行者も少なくありません。宿泊拠点の定番であるハンガ・ロア村からの移動時間は、車で約25分ほどです。
続いて、車で約10分の採石場のラノ・ララクへ移動し斜面に横たわる制作途中のモアイを間近で観察できます。さらに断崖上にある儀式の村オロンゴでは、ラパ・ヌイ族儀式の村跡や海食崖のダイナミックな景観が見どころです。
スポット名 | ラパ・ヌイ国立公園 |
住所 | |
アクセス | サンティアゴより飛行機で約5時間半 |
料金 |
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02|バルパライソ|中部
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バルパライソは、2003年にユネスコ世界遺産に登録された港町です。19世紀後半から20世紀初頭にかけて国際貿易港として栄えた当時の面影が色濃く残っています。
街は急傾斜の地形に大小40以上の丘があり、海沿いの平地から斜面に沿って色とりどりの家々が密集しているのが特徴的。高台までは、歴史的な昇降機「アセンソール」で数分でアクセスでき、乗車中はコンテナ埠頭や漁船が並ぶバルパライソ港を見下ろせます。
観光の中心となるのは「セロ・アレグレ」と「セロ・コンセプシオン」の2つの丘。かつて芸術家が移り住んだことで、壁画アートやギャラリー、デザイン性の高いカフェが集まり、街全体がアートエリアとして発展しました。
丘の上では、カラフルな遊歩道「パセオ」や迷路のような石畳の坂道が続き、壁画を眺めながらカフェやショップを巡る散策が楽しめます。
主要エリアは徒歩3時間程度でひと通り回れるため、サンティアゴからの日帰り観光におすすめのエリアです。
スポット名 | バルパライソ |
住所 | |
アクセス | サンティアゴよりバスで約2時間 |
料金 | 無料 |
03|サン・クリストバルの丘|中部
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サン・クリストバルの丘は、標高約880mに位置する「パルケ・メトロポリターノ」の中心となる丘陵です。山頂には高さ約22mの聖母マリア像が建ち、市街地とアンデス山脈を一望できる展望スポットとして親しまれています。
山頂へのルートは、芸術地区ベジャビスタ側から出発するフニクラ(ケーブルカー)と、反対側のオアシス駅からのテレフェリコ(ゴンドラ)の2パターン。住宅街や歴史的建造物が密集するサンティアゴの街並みを俯瞰的な角度からパノラマで捉えることができるところがポイントです。
山頂エリアには聖母マリア像と礼拝堂のほか、いくつかの展望テラスや遊歩道、軽食スタンドなどがあり、景色を眺めながらゆっくり過ごせます。山頂と周辺の展望ポイントを一巡りするなら、所要時間の目安は1〜2時間程度。また、空気が澄んでいる午前中に訪れると、遠景まで見渡しやすく、アンデス山脈がくっきりと浮かび上がる確率が高まります。
スポット名 | サン・クリストバルの丘 |
住所 | |
アクセス | Oasis駅よりゴンドラで約8分 |
料金 | 無料 |
04|アルマス広場・大聖堂|中部

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アルマス広場は、16世紀の建都とともにサンティアゴの中心として設計された歴史広場です。周囲には中央郵便局や市役所、王立裁判所など、チリの歴史を物語る重要な建造物が集中しています。
この広場での醍醐味は、厳かな歴史建築に囲まれながら、日常のコントラストを楽しむこと。日中はチェスを指す人々や大道芸人、似顔絵を描くアーティストが並び、サンティアゴ市民の生活が自然と目に入ってくるでしょう。
広場を満喫した後は、新古典主義建築の傑作、サンティアゴ大聖堂へ。内部では、金色に輝く祭壇やステンドグラス、天井画が空間を荘厳に彩ります。
さらに、広場の南側に続くアーケードには、小さな飲食エリアがあり、ホットドッグ風の軽食やチリの定番スナックを手軽に味わえるところもポイントです。
広場・大聖堂・アーケードをひと巡りする所要時間は1時間ほど。市内観光の合間に立ち寄りやすい、サンティアゴ観光の基点となるスポットです。
スポット名 | アルマス広場 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Plaza de Armas L5駅下車すぐ |
料金 | 無料 |
05|モネダ宮殿|中部
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モネダ宮殿は、1805年に旧造幣局として建てられ、現在は大統領府として使用されているチリ共和国の中枢機関です。外観は白い石造りのネオクラシック様式で、サンティアゴ中心部を象徴する歴史建築として知られています。
最大の見どころは、宮殿前の広場で行われる「衛兵交代式」。チリ警察の国家憲兵隊が軍楽隊の生演奏とともに伝統的な行進を披露する格式高いイベントで、約30分間にわたって披露されます。
衛兵交代式は、通常は隔日の午前10時から始まりますが、祝日や行事により例外もあるため、訪問前に公式サイトで確認しておきましょう。また、観覧エリアは立ち見が中心で、開始前は混雑します。観やすい位置を確保したい方は、30〜45分ほど早めに到着しておくのがおすすめです。
観光目的で訪れる場合は、交代式がメインのため、時間に合わせて行程を組むようにしましょう。
スポット名 | モネダ宮殿 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄La Moneda駅下車すぐ |
料金 | 無料 |
06|月の谷(アタカマ砂漠)|北部
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月の谷(バジェ・デ・ラ・ルナ)は、アタカマ砂漠の西端に広がる岩山と砂丘が、長年の風と地殻変動によって削られてできた自然保護区です。白い塩の地層、鋭く立ち上がる岩稜、波打つ砂丘が混ざり合い、月面や火星に例えられるほど、どこを見ても地球離れした景観が続きます。
観光の中心は、複数の展望台を巡りながら地形を眺めるウォーキングです。ハイライトは砂丘への登頂で、所要時間は片道40分ほど。頂上に立つと、起伏のある谷全体が赤茶色のクレーターのように見え、アンデス山脈まで見渡す大パノラマに息をのむでしょう。
エリア内は道が未舗装で立ち入り区間も限定されているため、移動と入場管理がセットになった現地ツアーの参加が一般的です。レンタカーでの入場も可能ですが、日没鑑賞を目的とする場合はガイド付きプランが事実上必須。夕日が傾くにつれて岩肌が白い塩の層を基調に赤、オレンジ、紫へと段階的に色を変える瞬間は、特に見応えがあります。
スポット名 | 月の谷(アタカマ砂漠) |
住所 | |
アクセス | サン・ペドロ・デ・アタカマより車で約30分 |
料金 |
※料金は変動する可能性あり |
07|タティオ間欠泉|北部
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タティオ間欠泉は、標高約4,320mのアタカマ高地に広がる南米最大級の間欠泉地帯です。
日の出直後に噴き上がる高さ数メートルの噴気柱が最大の見どころ。夜明け前は気温が氷点下10度前後まで下がり、寒暖差によって白い蒸気が濃く立ち上るため、この時間帯にもっとも迫力ある噴気の姿が見られます。
観光には、サン・ペドロ発の早朝ツアーを利用するのが一般的。集合は朝4時半頃で、車で約1時間半かけて間欠泉地帯へ向かいます。日の出前に到着し、蒸気がピークになる午前6時半頃に合わせて観察できる行程です。
高地は冷え込みが非常に厳しいため、ダウンジャケット・手袋・帽子は必須。標高が高いため、高山病対策としてゆっくり歩く・前夜の飲酒を控えるなどの対策も重要です。
スポット名 | タティオ間欠泉 |
住所 | |
アクセス | サン・ペドロ・デ・アタカマより車で約1時間30分 |
料金 | USD 約$20(約3,140円) ※料金は変動する可能性あり |
08|トーレス・デル・パイネ国立公園|南部
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トーレス・デル・パイネ国立公園は、花崗岩の岸壁や氷河、湖沼が連なるパタゴニアの保護区域です。1978年にはユネスコの生物圏保存地域にも指定され、多様な地形と生態系が国際的に評価されています。
多くの観光客が目指すのは、公園を象徴する三本の岩峰「パイネの塔」。朝のうちに登山口を出発し、自然の景観を横目に砂利道や森の中を歩きながら、4〜5時間かけて展望台を目指すコースです。終盤の岩場を超えると、湖面に映り込む山々や青みを帯びた氷の塊が広がり、長い道のりの疲れを忘れるほど達成感を味わえるでしょう。
約20kmにわたるトレイルは足腰に負担がかかるため、履き慣れたハイキングシューズとトレッキングポールの持参をおすすめします。また、動くと汗ばむ一方で、木陰ではすぐに体が冷えるなど体感温度の差が大きいので、脱ぎ着しやすいアウターがあると便利です。
スポット名 | トーレス・デル・パイネ国立公園 |
住所 | |
アクセス | プエルト・ナタレスよりバスで約1時間半 ミニバンに乗り換え登山口まで約20分 |
料金 |
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09|マーブルカテドラル(大理石の洞窟湖)|南部
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マーブルカテドラルは、ヘネラルカレーラ湖に位置する洞窟群です。氷河期に形成された大理石が何千年もの歳月をかけて侵食され、曲線的な岩壁と光が写り込む独特な空間が生まれました。その幻想的な景観から、「大理石の大聖堂」とも呼ばれています。
訪れる際は、プエルト・リオ・トランキーロから出発するボートツアーの参加が必須です。洞窟までの移動時間は約30分。中へ進むと大理石の白い模様と湖の透明度が重なり、時間帯や天候によって青色の濃淡が変化する光景が広がります。天気が良ければ、湖面の光が天井や壁に反射し、洞窟全体が淡いブルーに染まる絶景を間近で見られるのが魅力です。
ツアーの所要時間は、移動や洞窟群の周遊、写真撮影も含めて約1時間半〜2時間ほど。風が強い日は欠航となる場合があるため、滞在期間中に予備日を設けておくなど、余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。
スポット名 | マーブルカテドラル(大理石の洞窟湖) |
住所 | |
アクセス | プエルト・リオ・トランキーロの港よりボートで約30分 |
料金 | 入場料なし ※別途ツアー料金:約3,000円〜 ※料金は変動する可能性あり |
10|チロエの教会群(チロエ島)|南部
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チロエの教会群は、2000年に16の聖堂がユネスコ世界遺産に登録された木造建築の教会群です。島の伝統的な船大工の技術とヨーロッパのキリスト教建築様式を組み合わせて生まれた独自のデザインが高く評価されています。
訪れるべき見どころは、随所に凝らされた職人技にあります。船底を思わせる木組みの天井や手彫りの装飾は、チロエの船大工が持つ技術の結晶です。外観の色使いやファサードの意匠は聖堂ごとに個性豊かで、それぞれの作風の違いを堪能できます。
教会は島内の広い範囲に点在しており、16か所すべての教会を制覇するには3〜4日以上の滞在が必要です。そのため、バスまたはレンタカー移動に加え、一部はフェリー移動も考慮したルート設定が不可欠。「訪れたい教会を事前に選ぶ」、「地図上で距離が近い順に回る」という2ステップが効率的です。
また、各教会の開館時間や休館日は、公式サイトや現地の観光案内所で最新情報を確認してから行程を組みましょう。
スポット名 | チロエの教会群(チロエ島) |
住所 | |
アクセス | カストロ空港よりフェリーで約30分 |
料金 | 無料 |
チリの隠れた魅力!新定番&穴場観光スポット3選!
チリには人気観光地だけでなく、ガイドブックでは大きく取り上げられない「新定番」や「穴場スポット」も豊富にあります。こうしたエリアは、よりローカルな文化や芸術を楽しみたい旅行者におすすめです。
ここでは、定番の観光ルートとは少し異なる視点で注目されているスポットを3つ厳選しました。チリの奥深い魅力を知るきっかけとして、ぜひ旅程に加えてみてください。
01|バリオ・ユンガイ|中部
バリオ・ユンガイは、19世紀の住宅建築や文化施設が残る趣あるエリアです。ヨーロッパのネオクラシック様式やアールデコ様式の街並みが良好に保たれていることから、歴史的建造物保護地区に指定されています。
散策の所要時間は2〜3時間が目安。色彩豊かな外壁やストリートアートを眺めながら歩くと、地元アーティストや職人の工房、小さなギャラリーなどの文化的な隠れ家にも出会えます。
散策後は、カフェやレストランに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。近年はチリ料理や創作系のビストロなど「美食スポット」としても注目度が上昇中。昔ながらの商店を改装した店や、古い邸宅、食堂風レストランなど、個性のある飲食店が点在しています。
オープンテラスや歩道沿いのテーブル席で、チリ産コーヒーや郷土料理を味わえば、バリオ・ユンガイの雰囲気をより満喫できるでしょう。
スポット名 | バリオ・ユンガイ |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Quinta Normal、Cumming駅下車 |
料金 | 無料 |
02|バリオ・イタリア|中部
バリオ・イタリアは、19世紀末から20世紀初頭にかけてイタリア移民が定住し発展した地区です。歴史的な邸宅を改装した家具工房やアンティークショップ、ブティックが集中するデザイン地区として知られています。
街を散策する際は、職人が手掛けた木工家具や陶器、革製品などが並ぶショップを巡るのがこのエリアの醍醐味。チリの若手デザイナーの作品から掘り出し物のアンティークまで、幅広く揃っています。
店舗によっては工房が併設されており、職人の作業風景を見学可能。また、同じ建物内にカフェや小さなギャラリーが入っていることもあるため、気になったところを見つけたら気軽に入ってみましょう。
全体は半日でひと通り回れますが、ショッピングとグルメを満喫する場合は1日滞在しても飽きないエリアです。イタリアやペルー、スペイン料理から伝統的なチリ料理まで多国籍レストランが充実。もちろん、パステル・デ・チョクロやエンパナーダなどの郷土料理も楽しめます。
スポット名 | バリオ・イタリア |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Irarrázaval、Monseñor Eyzaguirre駅下車 |
料金 | 無料 |
03|エルキ渓谷|北部
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エルキ渓谷は、アタカマ砂漠の南端に位置し、アンデス山脈からエルキ川が流れ込む緑豊かな渓谷です。強い日差しと乾燥した気候、灌漑用水に恵まれることから、チリ特産の蒸留酒「ピスコ」の原料であるマスカットブドウ栽培に最適な環境として知られています。
蒸留所を巡るにはツアーに参加するのが一般的です。ツアーの所要時間は6〜10時間ほど。渓谷の写真スポットや複数の蒸留所を巡りながら、ピスコの試飲で、熟成年数や度数による香りや風味の違いを堪能できるのが魅力です。ツアーは英語とスペイン語が選べますが、製造工程の見学や試飲体験は言語に関係なく楽しめるでしょう。
拠点となるラ・セレーナから車で約1.5〜2時間のビクーニャまたはピスコ・エルキの村に宿泊し、夜は星空ツアーへの参加がおすすめです。年間300日以上晴天に恵まれるこの地域は世界的な天文観測地で、マジャルカ天文台などの施設でガイドの案内のもと、南半球の星座を望遠鏡で観察できます。
スポット名 | エルキ渓谷 |
住所 | |
アクセス | ラ・セレーナより車で約1時間半 |
料金 | 無料 |
理想のチリ旅行へ!おすすめ観光スポットを訪れよう
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本記事では、チリの観光スポット13選をご紹介しました。チリは歴史地区から世界遺産、大自然まで多彩な魅力が揃っており、どの時期に訪れても楽しめます。ぜひ、この記事を参考にして、理想のチリ旅行を計画してみてください!
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