【モロッコ観光】おすすめスポットランキング13選!

モロッコ観光のコツ!滞在日数は何日?
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滞在日数は最低でも5日以上あると、モロッコの主要スポットを満喫できるでしょう。さらに2〜3日余裕があれば、サハラ砂漠エリアのメルズーガまで足を延ばせます。
モロッコは日本からヨーロッパを経由して、カサブランカやマラケシュに到着するのが一般的。モロッコ国内の周遊は、バスや鉄道で観光地を時計回りに巡る王道ルートがおすすめです。
< モデルプラン >
1日目 | カサブランカ着 - ハッサン2世モスク |
2日目 | カサブランカからシャウエンへ移動|シャウエン観光 |
3日目 | シャウエンからフェズへ移動|フェズ旧市街観光 |
4日目 | フェズからマラケシュへ移動|クトゥビアの塔 - ジャマ・エル・フナ広場を散策 |
5日目 | サアード朝の墳墓群 - バヒア宮殿 - ベン・ユーセフ・マドラサ - マジョレル庭園 |

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モロッコで必ず訪れたい!定番観光スポットランキング10選
モロッコには、フォトジェニックな旧市街や迷路のような路地、高さ150mにも達する黄金色の砂丘など、多彩な見どころがあります。有名なエリアが東西南北に点在しているため、事前に興味のある場所を絞り込み、計画を立てることが大切です。
ここでは、モロッコ観光の定番スポット10選を紹介します。それぞれの魅力や過ごし方もまとめているので、旅行計画の参考にしてください。
01|ジャマ・エル・フナ広場(マラケシュ)
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ジャマ・エル・フナ広場は、11世紀の都市成立期から旅人や商人が集う、マラケシュ旧市街の中心地として発展してきた広場です。2009年には、多様な伝統芸能が受け継がれている点が評価され「世界無形文化遺産」に登録されました。
昼間は、物語の語り手や蛇使い、水売り、ベルベル人の薬売りなど、昔ながらの演者や露天商が姿を見せ、にぎわいが生まれます。
日が傾き始めると、伝統楽団が太鼓や笛の音を響かせ、日中とはまた違う高揚感のある雰囲気に。次々と屋台が設営され、タジン鍋やケバブ、ハリラスープ、名物の絞りたてオレンジジュースなどの地元グルメを試せるのが魅力です。
周辺には、テラス席があるレストランも多く、昼前後から深夜まで営業しています。広場の賑わいを眺めながら、伝統的なミントティーやモロッコ風サラダ、パスティラなど、屋台にはない料理を味わうのもおすすめです。
スポット名 | ジャマ・エル・フナ広場 |
住所 | |
アクセス | 鉄道 Marrakech駅よりバスで15分 |
料金 | 無料 |
02|クトゥビアの塔(マラケシュ)
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クトゥビアの塔は、12世紀中頃にアルモハド朝によって建造された壮麗なミナレット(尖塔)です。クトゥブ=本という意味で、かつて数百もの写本や本が並んでいたモスクに隣接していたことが名の由来といわれています。
高さ約77mを誇る塔は、赤褐色の外観と繊細で幾何学的な装飾が特徴。900年近くにわたりマラケシュのシンボルとして親しまれています。
塔の内部は非公開ですが、隣接する「ララ・アナ公園」は、噴水越しに塔を眺められる定番のビューポイント。特に夕暮れ時は、日差しに照らされた塔の外壁が温かみのある黄金色へと変化し、写真映えする情景が広がります。
観光の所要時間は、40分〜1時間ほど。塔の周囲を歩きながら角度ごとの装飾や陰影の違いを見比べると、建物の表情がよくわかるでしょう。
ジャマ・エル・フナ広場から徒歩圏内に位置しているため、旧市街散策の途中に立ち寄るルートがおすすめです。
スポット名 | クトゥビアの塔 |
住所 | |
アクセス | フナ広場より徒歩5分 |
料金 | 無料 |
03|マジョレル庭園(マラケシュ)
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マジョレル庭園は、1920年代にフランス人画家ジャック・マジョレルが私邸兼アトリエとして創設した植物庭園です。その後荒廃した時期を経て、ファッションデザイナーのイヴ・サンローランとパートナーのピエール・ベルジェによって修復・保存されました。
見どころは、建物や壁面に施された「マジョレルブルー」と、世界各地から集められた植物がつくり出す色彩豊かな景観です。
園内には300種以上の植物があり、サボテンや竹林、ヤシの木が青い壁とコントラストを生むエリアは特に印象的。散策する中で、撮影したくなる構図に次々と出会えるでしょう。
敷地内にはイヴ・サンローラン美術館も併設されており、庭園鑑賞とあわせて訪れると、彼の作品やデザイン哲学を学べる充実したルートになります。
コンパクトな造りのため、庭園と美術館を合わせても1〜2時間ほどで見学可能。旧市街からアクセスしやすく、観光の合間に組み込みやすいスポットです。
スポット名 | マジョレル庭園 |
住所 | |
アクセス | フナ広場よりタクシーで10分 |
料金 | マジョレル庭園のみ
イブ・サンローラン美術館のみ
マジョレル庭園+ベルベル美術館
マジョレル庭園+ベルベル美術館+イブ・サンローラン美術館
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04|バヒア宮殿(マラケシュ)
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バヒア宮殿は、19世紀後半にアラウィー朝の宰相によって約7年をかけて築かれた邸宅で、イスラム建築の技巧が凝縮された歴史的建造物です。敷地には150以上の部屋とリアド(中庭)があり、贅を尽くした空間から、当時の宮廷生活がうかがえるでしょう。
建物内では、コバルトブルーを基調としたタイル細工や細密なスタッコ彫刻、杉材を彫り込む木彫技法など、装飾技法が随所に施されています。
部屋ごとに模様や配色が異なるため、移動するたびに装飾の表情が変わる点も見どころです。特に、大理石で囲まれた中庭は、光の反射で模様が浮かび上がり、建築美を最も感じられるスポットとして人気があります。
観光の所要時間はおよそ1時間。公開エリアは中庭と大広間を中心にまとまっており、順路に沿って歩けば見学できる構成です。
スポット名 | バヒア宮殿 |
住所 | |
アクセス | フナ広場より徒歩17分 |
料金 | 100DH(約1,700円) |
05|ベン・ユーセフ・マドラサ(マラケシュ)
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ベン・ユーセフ・マドラサは、1565年にサアード朝のスルタンによって建てられたイスラム神学校です。
かつて約900人の学生が寄宿し、1960年代まで学び舎として機能していました。現在は修復され、イスラム建築の装飾美と学生たちの生活レベルや規律を知ることができるスポットとなっています。
中庭や回廊、礼拝堂に残されているのは、壁面や柱・天井に施されたアラベスク模様、幾何学文様、杉材の彫刻など。その細やかな意匠は、イスラム建築の魅力がわかりやすい造りです。
中庭の見学を終えたら、建物を囲むように並ぶ130の寄宿舎へ。どの部屋も寝台を置ける程度の広さで、窓も小さく装飾はほとんどありません。
この質素な造りは、当時のマドラサが重視していた「禁欲的な生活と学問への専念」という価値観を反映したもの。外界の誘惑を断ち、神学や法学の習得に集中するため、最低限の設備にとどめられていました。
順路に沿って部屋を覗いていくと、かつて学生たちがどんな環境で暮らし、学んでいたのかを自然と想像できるでしょう。
スポット名 | ベン・ユーセフ・マドラサ |
住所 | |
アクセス | フナ広場より徒歩17分 |
料金 |
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06|サアード朝の墳墓群(マラケシュ)
Pixabay
サアード朝の墳墓群は、16〜17世紀にモロッコを統治したサアード朝の歴代スルタンや王族が埋葬されている霊廟群です。
埋葬後は長く入口が封じられ、存在を忘れられていましたが、1917年に再発見されたことで再び公開されました。高い壁に囲まれていたことから風雨の影響を受けにくく、当時の装飾が良好な状態で残されています。
最大の見どころは、サアード朝を最盛期に導いたスルタン・アフマド・アル=マンスールが眠る「十二本柱の間」です。
杉材を彫り込んだ天井装飾、細密なスタッコ彫刻、青や緑を基調とした幾何学模様のタイル細工が組み合わされているのが特徴。これらの豪華さは、サアード朝の黄金期を象徴する王の政治力・宗教的権威・豊かな財力を物語っています。
敷地は順路に沿って進むことができ、見学の所要時間は30分〜1時間ほど。十二本柱の間へ続く通路は狭くて混雑しやすいため、開館直後の午前9時台に訪問することをおすすめします。
スポット名 | サアード朝の墳墓群 |
住所 | |
アクセス | フナ広場から徒歩15分 |
料金 | 60DH(約1,000円) |
07|ハッサン2世モスク(カサブランカ)
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ハッサン2世モスクは、1993年に完成した高さ210mのミナレットがそびえる、モロッコ最大のモスクです。大西洋の海辺に建ち、敷地の一部が海上にせり出す姿は「海の上に立つモスク」として知られ、カサブランカの宗教・文化の象徴とされています。
内部見学はガイド付きツアーの参加が必須で、所要時間は1時間〜1時間半。英語やフランス語など複数の言語で実施されており、建築様式や宗教的背景を学べます。
最大の見どころは、2万5千人以上を収容できる巨大な礼拝堂です。大理石の床やモザイク、木工装飾が重なりあい、モロッコ伝統の職人技が結集しています。
チケットは当日購入も可能ですが、ガイドツアーの開始時間が決まっており、満員の場合は次の回まで待つことになります。そのため、確実に参加したい場合は、事前のWeb予約がおすすめです。
スポット名 | ハッサン2世モスク |
住所 | |
アクセス | 鉄道 Casa Port駅より車で5分 |
料金 |
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08|フェズ旧市街(フェズ)
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フェズ旧市街は、1981年にユネスコ世界遺産に登録された、モロッコ最古のイスラム都市です。細い路地が巨大な迷路のようになっていることから「世界一の迷宮都市」とも呼ばれています。
旧市街巡りは、フェズの象徴的な城門「ブージュルード門」を起点に出発するのが王道コース。青いタイル装飾が美しい門をくぐり、散策のメインとなるスークへ向かいます。
絨毯や革製品、陶器、絵画など、商品ごとに区画が分かれており、気になるジャンルをチェックしやすいところが特徴です。人々の談笑や商人の呼び声が響く賑やかな雰囲気の中で買い物を楽しめるでしょう。
街歩きの後半には、伝統的な革なめしが行われている「タンネリ工場」への訪問がおすすめです。革なめしとは、動物の皮を柔らかくして腐らない革製品の材料にする伝統的な工程のこと。色とりどりの染料が入った円形の石槽が並び、職人が手作業で革を染めている様子を見学できます。
なお、スークのエリアを抜けて工場へ向かう道のりは迷いやすいため、オプショナルツアーでの参加やプライベートガイドの手配を検討すると安心です。
スポット名 | フェズ旧市街 |
住所 | |
アクセス | 鉄道 Fes駅よりタクシーで15分 |
料金 | 無料 |
09|シャウエン
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シャウエンは、リフ山脈の麓に位置する旧市街全体が青色に彩られた街です。1471年にポルトガルの侵略に対抗する要塞として建設され、15世紀後半にはスペインから逃れたユダヤ人が定住し街が発展しました。
街が青く塗られている理由については、諸説あります。もっとも有力なのは、ユダヤ教で神聖な色とされる青を壁に塗ったという説です。一方で、虫除け効果や夏の暑さを和らげるために青を使ったという実用的な説も知られています。
旧市街の見どころは、メディナ中心部にあるウタ・エル・ハマム広場周辺です。城塞の赤茶色の城壁と青い街並みのコントラストが撮影スポットとして人気。広場から伸びる路地には、手織りのブランケットやモロッコ製スリッパ「バブーシュ」を扱う雑貨店が点在し、日本より手頃な価格で購入できます。
迷路のように入り組んだ路地を散策する際は、青い階段と壁、花鉢が特徴的なタルギ通りがおすすめ。周辺の屋上カフェからは、旧市街の青い屋根が重なる景色を楽しめます。
なお、旧市街は徒歩で巡れる規模で、主要スポットを巡る所要時間は2〜3時間ほどが目安です。
スポット名 | シャウエン |
住所 | |
アクセス | ティトゥアンよりバスで1時間 |
料金 | 無料 |
10|メルズーガ砂丘
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メルズーガ砂丘は、モロッコの南東部の砂丘地帯「エルグ・シェビ」に広がる代表的なスポットです。地表から最大100〜150mほどの高さに達する砂の峰が連なり、風でかたちを変える起伏が地平線まで続きます。
観光で一般的なのは、夕方にラクダで砂丘へ向かい、そのまま砂漠キャンプに宿泊し、翌朝に日の出を眺めながら村へ戻る行程です。ラクダの背に揺られながら進むと、柔らかい砂に足跡が長く伸びていきます。砂丘が近づくにつれ、風で削られた斜面の角度や高さが少しずつ違って見えるなど、砂漠ならではの景色の変化を感じられるでしょう。
キャンプ地は街灯が届かない位置にあるため、暗闇が深く、空を遮るものもありません。テントの外に出て砂の上に寝転ぶと、天の川の帯や細かな星々まで肉眼で確認できます。
なかには、焚き火やベルベル音楽の演奏を楽しめるプランもあるので、さまざまなツアーをチェックしてみるのがおすすめです。
スポット名 | メルズーガ砂丘 |
住所 | |
アクセス | エルフードより車で1時間 |
料金 | 2泊3日のツアー:1人あたり5万円以上が目安 |
モロッコの隠れた魅力!新定番&穴場観光スポット3選!
モロッコには有名な観光地だけでなく、ガイドブックでは大きく紹介されない「新定番スポット」や「穴場スポット」も数多く存在します。こうしたエリアは、ローカルな街並みや文化をより楽しみたい旅行者におすすめです。
ここでは、定番の観光ルートとしては注目されていないスポットを3つ厳選しました。モロッコの魅力をより深く知るきっかけとして、旅程に取り入れてみてはいかがでしょうか。
01|ウダイヤのカスバ
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ウダイヤのカスバは、ラバトの旧市街北部に位置する、17世紀にムーレイ・ラシッドによって造られた要塞です。ブー・レグレグ川の河口を見下ろす高台に築かれ、赤茶色の城壁と内部の住宅街が一体となった独特の景観が広がっています。
散策は入口のウダイヤ門から始まり、細い路地を抜けて展望台へ向かうルートが定番です。
路地では青と白の壁が連なり、シャウエンとは異なる色調の街並みが見どころ。淡い青色が光の加減で変化する外観を鑑賞しながら、写真撮影を楽しんでください。
展望台に着くと海風が抜ける開放的な空間で、大西洋と対岸の町サレを一望できます。
エリア自体はコンパクトで、所要時間は1〜2時間ほど。観光客だけでなく地元住民の生活の場でもあるため、早朝に訪れると静かな雰囲気の中で巡ることが可能です。
スポット名 | ウダイヤのカスバ |
住所 | |
アクセス | 鉄道 Rabat Ville駅より車で10分 |
料金 | 無料 |
02|テトゥアン旧市街
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テトゥアン旧市街は、リフ山脈の麓に位置し、1997年にユネスコ世界遺産に登録された歴史地区です。15世紀にスペインから避難してきたイスラム教徒とユダヤ教徒によって再建され、アンダルシア文化の影響が色濃く残っています。
街の見どころは、白に統一された街並みです。城壁を潜ると迷路のような路地が続き、随所に石灰岩の白壁や彫刻、色彩豊かなモザイクの装飾が施された独特の建造物が立ち並びます。
路地の景観を満喫した後はスーク(市場)が広がるメディナを訪れるのがおすすめ。革製品や陶器、織物などの伝統工芸品のほか、果物やスナックの露店を見て歩くことができます。
旧市街は1日あれば主要エリアを散策できる規模です。他の都市に比べると静かで観光地化が進んでいないため、ローカルな文化を味わえます。
スポット名 | テトゥアン旧市街 |
住所 | |
アクセス | シャウエンよりバスで1時間半 |
料金 | 無料 |
03|アシラー
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アシラーは、モロッコ北西部の大西洋沿岸に位置する白壁の旧市街が特徴の港町です。15世紀にポルトガルの支配下に置かれていた歴史を持ち、その時代の城壁や要塞が残されています。
旧市街に入ると白を基調とした建物が並び、壁画アートが随所に描かれているのが魅力です。1978年から毎年開催されている芸術祭の影響で街中の壁には色彩豊かな絵が施され、ポップな抽象画や精巧な人物画などを楽しめます。
散策の後半では、海に面した城壁沿いの遊歩道を歩き、波音とともに広がる海景色を眺めるのがおすすめ。旧市街はコンパクトなため、2〜3時間あれば主要エリアを見て回れます。
マラケシュやフェズなどの都市ほど混雑していないため、人通りが少ない環境で街歩きをしたい方に適したスポットです。
スポット名 | アシラー |
住所 | |
アクセス | タンジェよりバスで1時間 |
料金 | 無料 |
理想のモロッコ旅行へ!おすすめ観光スポットを訪れよう
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本記事では、モロッコの観光スポット13選をご紹介しました。モロッコは季節を問わず魅力があり、短期間でも主要都市や絶景を楽しめます。ぜひ、この記事を参考にして、理想のモロッコ旅行を計画してみてください!
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