【ザグレブ観光】おすすめ有名スポットランキング13選!

ザグレブ観光のコツ!滞在日数は何日?

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滞在日数は、2日以上あるとザグレブの魅力を堪能できて理想的です。余裕があれば、サモボルやプリトヴィッツェ湖群国立公園など、日帰り可能なエリアにも足を延ばすと、より充実した旅になります。
市内の主な交通機関は、トラムとバスです。ただし、大半の見どころは中心部にあるので、徒歩での移動がメインになります。
宿泊先は、イェラチッチ広場から徒歩圏内のホテルを選べば、効率的に散策が楽しめるでしょう。
< モデルプラン >
1日目 | イェラチッチ広場 ‐ ドラツマーケット ‐ ケーブルカー ‐ ロトルシュチャック塔 ‐ 失恋博物館 ‐ 聖マルコ教会 ‐ 石の門 ‐ ザグレブ大聖堂 |
2日目 | ミロゴイ墓地 ‐ マクシミール公園 |
3日目 | プリトヴィッツェ湖群国立公園日帰り|エメラルドグリーンの湖と滝が美しい国立公園へ |
観光スポットと合わせて、ザグレブの費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。航空運賃やホテル費用、食費、観光費などについて具体的な金額を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
初めてのクロアチア旅行費用、ここだけは押さえたい!飛行機代から宿泊費まで総まとめ
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ザグレブで必ず訪れたい!観光スポットランキング10選
ザグレブは、美しいファサードが印象的な大聖堂や地元の文化を感じられる市場など、個性豊かな名所が数多くある都市です。多くの観光地が中心部に集まっているため、限られた日程でも充実した旅ができます。
計画を立てる際は、市内を「丘の上の旧市街」と「丘の下の新市街」のエリアに分けて考えるのがおすすめです。地域ごとに見どころを訪れることで、無駄なく散策を楽しめるでしょう。
ここでは、ザグレブ観光の定番スポット10選を紹介します。それぞれの魅力や訪問時の注意点もまとめているので、旅行プランの参考にしてください。
01|ザグレブ大聖堂

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※聖堂内の修復作業のため、見学が制限されています
ザグレブ大聖堂は、クロアチアのカトリック信仰の中心であり、街の象徴とも言える存在です。11世紀に建設されて以来、幾度も損壊と再建が繰り返され、19世紀末に現在のネオゴシック様式が完成しました。
約105メートルの双塔は、ザグレブで最も高い建造物で、市内のあらゆる場所から望めます。近づくと、ファサードに刻まれた精巧な装飾が目を引き、思わず見入ってしまうことでしょう。
内部は、国内最古のステンドグラスから差し込む光に包まれ、神聖な雰囲気です。聖具室には、北方ルネサンスの巨匠アルブレヒト・デューラーによる3連の祭壇画が飾られており、繊細な筆致を間近で鑑賞できます。
また、聖歌隊席にあるオルガンは、欧州でも有数の音質を誇る名品です。一流の奏者によるコンサートが開催されることもあるので、機会があればその音色を堪能してみてはいかがでしょうか。
スポット名 | ザグレブ大聖堂 |
住所 | |
アクセス |
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料金 | ※2025年現在改修のため閉鎖中 |
02|ドラツマーケット
ドラツマーケットは、地元民から「ザグレブの胃袋」と呼ばれる、地元の人々の暮らしと活気を肌で感じられる市場です。毎朝6時30分から市内中心部で開かれており、90年を超える長い歴史を持ちます。ザグレブの主要なスポットからもアクセスが良く、観光の合間に気軽に立ち寄れるのも魅力です。
場内では、野菜や果物、肉類はもちろん、オリーブ油や蜂蜜、手作りジャム、ラベンダー製品など、クロアチアらしいお土産も手に入ります。朝食のパンやフルーツを調達したり、ランチの食材を物色したりと、さまざまな楽しみ方ができるでしょう。
なお、公式な営業時間は15時頃までですが、実際には昼過ぎから閉店準備を始める店舗もあります。賑やかな雰囲気を味わいたい方は、午前中の訪問がおすすめです。
スポット名 | ドラツマーケット |
住所 | |
アクセス | トラムTrg J. Jelačića駅より徒歩4分 |
料金 | 無料 |
03|聖マルコ教会

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旧市街の中心に佇む聖マルコ教会は、13世紀に建てられた歴史あるカトリック教会です。
まず目を引くのは、屋根の特徴的なモザイク模様。白と赤を基調とした瓦で作られ、クロアチア・ダルマチア・スラヴォニア王国およびザグレブ市の紋章が描かれています。教会内部は、一般には公開されておらず立ち入りできませんが、外観だけでも訪れる価値があるでしょう。
訪問の際は、周辺エリアにある街灯にも注目してみてください。ザグレブ旧市街では懐かしいガス灯が現役で使われています。夕方になると、クラシックな制服を身にまとった職員が、長い棒でひとつずつ明かりを灯していく様子を見ることができるかもしれません。
スポット名 | 聖マルコ教会 |
住所 | |
アクセス |
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料金 | 無料 ※内部見学不可 |
04|イェラチッチ広場

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イェラチッチ広場は、新市街と旧市街の境界に位置するザグレブの中心地です。周囲には、カフェやレストラン、ショップが軒を連ね、トラムの主要な停留所もあることから、朝から晩まで人々の往来が絶えません。
中央にそびえるのは、クロアチアの国民的英雄バン・ヨシップ・イェラチッチの騎馬像です。もともと1866年に建てられましたが、社会主義時代に撤去されてしまいました。それでも市民の願いによって1990年に再建され、現在も街を見守っています。
訪れた際には、広場の一角にあるマンドゥシェヴァッツ噴水にもぜひ立ち寄ってみてください。コインを投げると願いが叶うという言い伝えがあり、旅行の記念に挑戦するのも楽しみのひとつです。
また、広場の南東角にあるビルの1階には、観光案内所があります。道案内やおすすめスポットの紹介など、旅行者をサポートしてくれる心強い存在です。
スポット名 | イェラチッチ広場 |
住所 | Ban Josip Jelačić Square, 10000, Gornji Grad - Medveščak, ザグレブ クロアチア |
アクセス | トラムTrg J. Jelačićaからすぐ |
料金 | 無料 |
05|失恋博物館
旧市街の一角に佇む「失恋博物館」は、終わった恋をテーマにした世界的にもユニークなミュージアムです。歴史を感じさせる建物の中では、かつての恋人との思い出を象徴する品々が、エピソードとともに紹介されています。元夫から贈られたぬいぐるみや、彼氏のクローンを作るために保存していたかさぶたなど、そのバリエーションは驚くほど豊富です。
すべての展示には物語があり、感情を揺さぶられたり、思わず笑ってしまったりすることでしょう。日本語訳の冊子があるため、細やかなニュアンスまで解釈できるのが嬉しいポイントです。
館内をじっくり楽しんだあとは、併設のカフェでひと息つくのもおすすめ。カフェでは、クロアチアを代表するパティシエ、ペトラ・イェレニッチの監修によるスイーツが堪能できます。チョコレートムースやパッションフルーツチーズケーキなどの優しい甘さに、旅の疲れも癒されるでしょう。
また、個性的なお土産を探している方は、ぜひミュージアムショップをチェックしてみてください。「記憶を消す消しゴム」や「ストレスを解消する鉛筆」など、ユーモア溢れるグッズが揃っています。
スポット名 | 失恋博物館 |
住所 | |
アクセス |
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料金 |
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06|石の門
石の門は、ザグレブ旧市街のグラデツ地区への入り口にある歴史的な建造物です。装飾の少ない質素な外観が、かえってその重厚さや力強さを際立たせています。
門をくぐると、その内部が小さな礼拝堂になっていることに気づくでしょう。そこには、幼子イエスを抱く聖母マリアを描いたイコン画が祀られています。この絵は、18世紀に界隈を襲った大火の中で唯一焼け残った奇跡の品として、人々に深く信仰されてきました。
現在でも、キャンドルに明かりを灯し、花を手向け、ベンチに座って静かに祈りを捧げる地元住民の姿が見られます。見学の際は、大声で話したりせず、神聖な雰囲気を尊重して過ごしましょう。
そして、すぐ近くにある市内最古の薬局「K crnom orlu」にもぜひ足を運んでみてください。「神曲」で知られるイタリアの詩人ダンテの曾孫が勤務していたと言われており、知る人ぞ知る名所となっています。
スポット名 | 石の門 |
住所 | |
アクセス |
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料金 | 無料 |
07|ミロゴイ墓地

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ミロゴイ墓地は、19世紀後半に建築家ヘルマン・ボレによって設計された、ザグレブを代表する霊園です。お墓というと、暗く沈んだイメージが浮かびますが、自然に包まれた空間で、静かな公園のような雰囲気を醸し出しています。
墓地内では、優雅なアーチ状の回廊が続き、まるで宮殿の中庭を歩いているかのような気分に浸れるでしょう。また、緑青を帯びた銅製のドームや精緻な彫刻が点在しており「ヨーロッパで最も美しい墓地」と称されるのも頷ける景観です。
旅行客の間でも人気とあって、ザグレブ観光局と管理局の協力のもと、スマートフォン向けガイドアプリも登場しました。墓所の歴史や埋葬されている著名人について詳しく学べ、見学がさらに充実したものになるのでおすすめです。
スポット名 | ミロゴイ墓地 |
住所 | |
アクセス | バス停Mirogojからすぐ |
料金 | 無料 |
08|ロトルシュチャック塔

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ロトルシュチャク塔は、13世紀にグラデツの南門を守る要塞として築かれた歴史的な建造物です。ザグレブ市内の高台にそびえ、重厚な石造りの外観からは、要塞としての役割と威厳が伝わってきます。
訪れた際は、ぜひ塔の内部を見学してみてはいかがでしょうか。階段を上りきった先にある展望台からは、瓦屋根が連なる中心部はもちろん、ビル群が並ぶ郊外までを見渡せるパノラマが広がります。中世の城壁都市から現代都市へと発展してきた、ザグレブの歴史の重層を一度に感じられるでしょう。
また、塔を語る上で欠かせないのが、毎日正午に鳴らされる大砲です。1877年の元日に始まった伝統的な時報は、第1次世界大戦で一時中断されたものの、1927年に復活しました。以来、現在まで毎日午後12時ちょうどに号砲が鳴らされています。轟音が響き渡る瞬間を間近で体感したい方は、少し早めに到着して発射の時を待つのがおすすめです。
スポット名 | ロトルシュチャック塔 |
住所 | |
アクセス | トラムTrg J. Jelačića駅から徒歩7分 |
料金 |
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09|ケーブルカー

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※2026年3月まで改修工事のため休業中
ザグレブのノスタルジックな青いケーブルカーは、ドニ・グラード地区とゴルニ・グラード地区を結ぶ乗り物です。全長はわずか66メートルで、世界最短のケーブルカーとしても知られています。
ケーブルカーの脇には階段もありますが、ぜひ記念に乗車してみてください。乗車時間はわずか1分ほどなので、動画や写真に収めたい方は、出発前にカメラの準備をしておくのがおすすめ。車体が進むにつれて、街の景色が変わっていく様子を楽しめます。
市内の公共交通機関の中では最も長い歴史を持ち、市の文化遺産として保護されています。老婦人を意味する「スタラ・ダマ」という愛称は、地元の人々に長く親しまれてきたことを物語っていると言えるでしょう。
スポット名 | ケーブルカー |
住所 | |
アクセス | トラムFrankopanska駅から徒歩6分 |
料金 | 片道ː€0.66(約106円) |
10|マクシミール公園

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ザグレブ最大の緑地「マクシミール公園」は、街の喧騒を忘れさせてくれる静かなオアシスです。1794年に、南東ヨーロッパ初の公共遊歩道として誕生しました。現在では、自然の美しさを感じながら散策でき、動物園も併設されています。
園内は、芝生や小道、湖がバランスよく配置されたイギリス式庭園です。野鳥たちの棲家でもあり、時折見せる愛らしい姿やさえずりは、癒しを与えてくれます。
暖かい季節には、サンドイッチを持参してピクニックを楽しむのもおすすめです。地元の人々と一緒に過ごし、ローカルな気分を味わうことができるでしょう。
スポット名 | マクシミール公園 |
住所 | |
アクセス | トラムPark Maksimir駅からすぐ |
料金 | 無料 |
ザグレブの隠れた魅力!穴場観光スポット3選
ザグレブは、都会的な要素と、自然に癒される空間が心地よく共存する街です。定番の観光地を巡るのも楽しいですが、あえてガイドブックに載っていないような隠れた名所にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
ここからは、ザグレブの穴場スポットを3つご紹介します。戦時中に造られたトンネルや、ステンドグラスが美しいアーケードなど、それぞれに異なる魅力が満載です。興味を引かれる場所があれば、ぜひ旅のプランに加えてみてください。
01|【グリチ・トンネル】元豪空豪のトンネルを通り抜け

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グリチ・トンネルは、全長350メートルの歩行者専用トンネルで、歴史的な背景を持つスポットです。第二次世界大戦中の1943年に通路兼防空壕として建設され、1990年代のクロアチア独立戦争でもシェルターとして活用されました。厳しい時代に地域の住民を守った場所で、歴史の証人ともいえる存在です。
戦後は長い間使用されていませんでしたが、改修を経て2016年から一般公開され、現在ではザグレブの観光名所となっています。トンネルの独特な雰囲気とともに、アート作品や展示が並び、文化的な空間としても楽しめるでしょう。
また、グルメフェアや公演なども開催され、現代の人々が自由な発想でトンネルに新たな歴史を刻んでいます。催し物やイベント情報は、ザグレブ観光局の公式サイトやインスタグラムをチェックしてみてください。
スポット名 | グリチ・トンネル |
住所 | |
アクセス | トラムFrankopanska駅から徒歩4分 |
料金 | 無料 |
02|【オクトゴン】写真映えする美しいアーケード
ザグレブ中心部に位置するオクトゴンは、ペタル・プレラドヴィッチ広場とイリツァ通りを結ぶアーケードです。19世紀末に建設された通路には、随所に装飾が施されており、歩くだけでどこか贅沢な気分にさせてくれます。
中央部には「オクトゴン」という名前の由来となった八角形のガラス屋根があり、規則的な模様が描かれたステンドグラスから光が差し込みます。光が床に美しい幾何学模様を映し出し、時間の経過とともに変化する様子を楽しめるでしょう。
また、周辺はブティックやカフェ、レストランなどが軒を連ねる賑やかなエリアが広がっています。オクトゴンに立ち寄った後は、ショッピングや食事を満喫するコースもおすすめです。
スポット名 | オクトゴン |
住所 | |
アクセス | トラムTrg J. Jelačića駅から徒歩2分 |
料金 | 無料 |
03|【Nine Views】宝探し感覚で巡る地上の太陽系
「Nine Views」は、ザグレブの街中に点在する、太陽系をテーマにした作品群です。1994年、クロアチア人アーティストイヴァン・コジャリッチが手がけたブロンズ彫刻「Grounded Sun」がその始まり。直径約2メートルのアート作品は、商店やカフェが並ぶ通りに突如として現れ、通行人の目を引きます。
その後、2004年に別の芸術家ダヴォル・プライスが太陽系の惑星をテーマにした作品群を製作しました。これらは「Grounded Solar System」と名付けられ、市内のいくつかの場所に設置されています。
ユニークなアートプロジェクトは、市民や観光客の間で「天体探し」として密かなブームに。従来の観光とは一味違った感覚で散策を楽しめると人気があります。効率よくすべての作品を見て回るには、事前に地図アプリに各作品の所在地を登録し、ルートを組み立てておくと良いでしょう。
スポット名 | Nine Views |
住所 | 【Grounded Sun(太陽)】 prilaz Gjure Deželića, 10000, Zagreb, クロアチア ※各惑星の位置は地図アプリで「Nine Views - ○○」(○○の部分に惑星名を入力)と検索すると調べられます |
アクセス | 【Grounded Sun(太陽)】 トラムTrg J. Jelačića駅から徒歩3分 |
料金 | 無料 |
理想のザグレブ旅行へ!おすすめ観光スポットを訪れよう

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本記事では、ザグレブの観光スポット13選をご紹介しました。ザグレブは、どの季節に訪れても魅力が尽きることなく、短期間でも十分に楽しめる場所が詰まっています。ぜひ、この記事を参考にして、理想のザグレブ旅行を計画してみてください!
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