【カッパドキア観光】おすすめ有名スポットランキング13選!

カッパドキア観光のコツ!滞在日数は何日?
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滞在日数は最低でも2日あると、カッパドキアの多彩な魅力をしっかり味わえます。余裕があれば、ウフララ渓谷やトゥズ湖などの近郊エリアにも足を延ばして、さらに満喫できる旅を計画してみてはいかがでしょうか。
カッパドキアの代表的な観光地であるギョレメとユルギュップは、どちらも地域の主要な町で、路線バスで行き来できます。しかし、カッパドキアの主要な観光地は広範囲に点在しており、公共交通機関だけで巡るのは難しいのが実情です。そのため、観光スポットを効率よく巡るには、バスツアーやレンタカー、タクシーの利用をおすすめします。
< モデルプラン >
1日目 | 熱気球ツアー - ギョレメ野外博物館 - パシャバーの谷 - デヴレント谷 - アヴァノス - ギョレメ |
2日目 | デリンクユ地下都市 - 鳩の谷 - ウチヒサル城 - ウルギュップ - 三姉妹の岩 - オルタヒサル城 - ローズバレー |
3日目 | ウフララ渓谷日帰り|岩窟教会が点在する約3.5kmの緑豊かなコースを散策 ※ギョレメ・ウフララ渓谷間|タクシーで片道約1時間20分 |
4日目 | トゥズ湖日帰り|トルコで2番目に大きい湖。塩分濃度が高い塩湖で、季節や時間帯によって様々な光景を楽しめる ※ギョレメ・トゥズ湖間|タクシーで片道約2時間 |
観光スポットと合わせて、カッパドキアの費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。航空運賃やホテル費用、食費、観光費などについて具体的な金額を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
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カッパドキアで必ず訪れたい!観光スポットランキング10選
カッパドキアには、奇岩が連なる峡谷や神秘的な地下都市、岩窟教会など、多彩なスポットが点在しています。限られた日程で効率よく回るには、興味のある場所を事前に絞っておくのがおすすめです。
ここでは、カッパドキア観光の定番スポット10選を紹介します。それぞれの魅力や訪問時の注意点もまとめているので、旅行計画の参考にしてください。
01|ギョレメ野外博物館
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ギョレメ野外博物館は、岩をくり抜いて造られた教会や修道院が集まる、カッパドキアを代表する史跡のひとつです。敷地内には、きのこ型の奇岩が並び、その中に約30の岩窟教会が点在しています。
教会は4世紀頃から13世紀頃にかけて、キリスト教徒によって宗教活動の拠点として使われてきました。内部の壁や天井には、十字架や聖人を描いたフレスコ画が保存され、当時の信仰の深さを感じさせてくれます。
特に「暗闇の教会」のフレスコ画は保存状態が良好で、濃い青や深紅、金色などの顔料で描かれたキリストや天使、聖人たちの壁画は必見。名前の通り、外光がほとんど差し込まないため、絵が劣化せず、当時のままの状態で観察できます。なお、「暗闇の教会」の入場には追加料金が必要です。
スポット名 | ギョレメ野外博物館 |
住所 | İsali - Gaferli - Avcılar, 50180 Göreme/Nevşehir Merkez/Nevşehir, トルコ |
アクセス | ギョレメ・バスターミナルより徒歩20分 |
料金 | €20(約3,300円) ※「暗闇の教会」入場料|€6(約990円) |
02|熱気球ツアー
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熱気球ツアーは、カッパドキアの奇岩群の上空を飛行し、広大な景色を空から見下ろすアクティビティです。1990年代に始まって以来、カッパドキアは世界有数の熱気球観光地として知られるようになりました。
日の出前、薄明かりの中で100機以上のカラフルな気球が空へ舞い上がる光景は、目を見張る迫力です。高度が上がるにつれて、眼下には奇岩の谷と点在する村々が広がり、周囲には空に浮かぶ気球が次々と姿を現します。バーナーの音が時折響く静寂の中、景色がゆっくりと流れていく様子は、格別の浮遊感をもたらすでしょう。
ツアー当日は、早朝に迎えの車で離陸場所に向かい、気球の準備風景を見学します。その後、約1時間ほどの熱気球ツアーを楽しみ、フライト後には修了証の授与やシャンパンでの乾杯が行われることが一般的です。
スポット名 | 熱気球ツアー |
住所 | |
アクセス | カッパドキアの観光エリアにあるホテルであれば、送迎サービスがある |
料金 | €150(約24,750円)~ |
03|デリンクユ地下都市
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デリンクユは、カッパドキアで最大規模を誇る地下都市です。その起源は、紀元前8世紀頃にまで遡ります。当初は簡素な避難所として地下空間が掘られましたが、ローマ時代やビザンツ時代を経て徐々に拡張されました。7世紀から13世紀にかけては、迫害を受けたキリスト教徒の避難所となり、最大で約2万人が暮らしていたと伝えられています。
現在、公開されている地下都市は地下8層、深さ約55mに達する造り。地上の小さな入口からは想像もつかないほどの巨大な空間です。最下層まで空気を送り込む垂直の通気孔や、教会、神学校、食料庫などがアリの巣のように張り巡らされています。生活空間や宗教施設、防衛設備などが地下にまとめられており、古代の高度な建築技術を実感できるでしょう。
地下は暗く、一部の通路は低く曲がりくねっているため、歩きやすい靴と動きやすい服装で訪れることをおすすめします。
スポット名 | デリンクユ地下都市 |
住所 | |
アクセス |
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料金 | €13(約2,145円) |
04|ウチヒサル城
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ウチヒサル城は、火山灰が堆積してできた岩山を削って築いた城塞です。4世紀頃から13世紀頃まで、防衛施設や避難所として住民に使われていました。現在は、周囲の谷や村々を一望できる絶好のスポットで、カッパドキア観光のハイライトとして多くの旅行者が訪れています。
山のふもとから、内部に掘られた通路を約20分ほど登ると、岩山の頂上に到着。内部には住居跡や貯蔵庫、通気孔などが多数残されており、岩をくり抜いて生活していた当時の様子がうかがえます。
ルートには階段や手すりが設けられており、比較的容易に登ることが可能です。ただし、岩場も多く足元が滑りやすいため、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。
スポット名 | ウチヒサル城 |
住所 | |
アクセス | バス停Otobüs Durağıより徒歩12分 |
料金 | 320トルコリラ(約1,185円) |
05|パシャバー
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パシャバーは、細長い岩柱に、帽子のような岩が乗っている奇岩が林立するエリアです。先端に硬い岩が帽子のように載った造りは「妖精の煙突」と呼ばれ、昔の人々が精霊の住処と信じていたことに由来します。
この地では、4〜5世紀頃から13世紀頃まで、修道士たちが岩をくり抜いて造られた住居や礼拝所で隠遁生活を送っていました。現在、奇岩には階段が設けられており、実際に内部に入って、当時の暮らしを間近で見学することが可能です。
住居跡は狭く低いつくりで、石壁に収納棚や小窓だけが設けられた質素な暮らしぶりが感じ取れます。礼拝所には、壁面に刻まれた十字架の彫刻が残されており、静かな祈りの場として使われていた様子がうかがえるでしょう。
スポット名 | パシャバー |
住所 | |
アクセス | ギョレメよりタクシーで8分 |
料金 | €12(約1,980円) |
06|アヴァノス
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アヴァノスは、トルコ最長のクズルウルマク川のほとりに広がる、陶器の産地として知られる街です。紀元前のヒッタイト時代から、川の赤土を使った陶器づくりが受け継がれてきました。
川沿いのなだらかな丘には赤茶色の瓦屋根をもつ家々が並び、通りには大小さまざまな工房が軒を連ねています。ろくろの音や土の匂いが漂う街を散策すれば、陶芸が根付いていることがうかがえるでしょう。
多くの工房では、職人が足でろくろを回して器を成形する伝統技法を間近で見学できます。併設されたショップでは、絵皿や花瓶、カップなどの陶器を購入することも可能。手描きの文様が施された一点ものも多く、お土産にもぴったりです。
陶芸体験を行っている工房もあり、当日受付ができる場合もありますが、確実に参加したい場合は事前の予約をおすすめします。自作の陶器は乾燥と焼き上げに日数がかかるので、完成品は後日、国際発送で受け取るのが一般的です。その場で持ち帰りたい場合は、素焼きの器に絵付けをする体験を検討してみてください。
スポット名 | アヴァノス |
住所 | |
アクセス | ギョレメよりタクシーで12分 |
料金 | 無料 |
07|三姉妹の岩
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三姉妹の岩は、3つのキノコ岩が並ぶ、カッパドキアを象徴する奇岩群のひとつです。数百万年前の火山活動で堆積した火山灰が風雨によって浸食され、硬い部分が帽子のように残った結果、現在の形が生まれました。
約5〜10mの高さの奇岩が寄り添う姿は、まるで仲睦まじい家族のようです。そのため、古くから、家族の絆や幸福を象徴する存在とされてきました。また、地元の伝説では、王女と羊飼いの家族が結婚を許されないまま石にされ、その姿が三姉妹の岩として残ったと言われています。
展望スペースからは、三姉妹と背後に広がる渓谷を一望可能です。ウルギュップ近郊の州道沿いにあるため、移動の合間にも立ち寄りやすく、奇岩と渓谷が織りなすダイナミックな景観を楽しめます。
スポット名 | 三姉妹の岩 |
住所 | |
アクセス |
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料金 | 無料 |
08|デヴレント谷
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デヴレント谷は、動物の姿に見える奇岩が点在する渓谷です。火山活動によって堆積した火山灰が数百万年かけて固まり、その後、風雨の浸食により、現在のような形に削られました。ヘビやイルカ、アザラシなど、人によって様々な動物に見える岩があることから、「イマジネーションの谷」とも呼ばれています。
谷の中で特に目を引くのが、高さ数メートルあるラクダそっくりの奇岩。なめらかな首の曲線や背中のコブまで再現された姿は、デヴレント谷の象徴ともいえる存在です。現在は保護のため柵が設けられていますが、州道沿いの展望スペースから、柵越しにその全体像を見渡すことができます。
早朝や夕方には、奇岩群の影が長く伸び光と影のコントラストが際立つため、写真映えする時間帯として、特におすすめです。
スポット名 | デヴレント谷 |
住所 | |
アクセス | ユルギュップよりタクシーで7分 |
料金 | 無料 |
09|鳩の谷
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鳩の谷は、ギョレメとウチヒサルの間に広がる、全長約4kmの渓谷です。その名の通り、谷の岩壁には無数の四角い穴が開いており、かつて住民が鳩を飼うために作った巣の跡とされています。住民が鳩を大切に飼育していたのは、その糞がブドウ栽培に欠かせない貴重な肥料だったからです。一部の岩面には鳥を呼び寄せるための模様が描かれ、鳩と共に暮らしていた人々の工夫が見て取れます。
遠くにウチヒサル城を望む展望台からの眺めは、カッパドキアを代表する風景のひとつ。魔除けの飾りが吊るされた木も立っており、記念写真の背景にぴったりです。
谷底には奇岩の間を縫うように遊歩道が続き、ギョレメまで約1時間のトレッキングが楽しめます。途中には岩陰も多く、暑い日でも比較的歩きやすいので、おすすめの散策コースです。
スポット名 | 鳩の谷 |
住所 | |
アクセス |
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料金 | 無料 |
10|ギョレメ
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ギョレメは、ホテルやレストランが軒を連ねる、カッパドキア観光の中心地としてにぎわう街です。かつては「コレマ」と呼ばれ、ローマ帝国の迫害から逃れたキリスト教徒たちが岩を掘って暮らしていました。その名残として、洞窟ホテルやレストランが点在し、岩と建築が一体となった街並みをつくり出しています。
ギョレメを訪れた際は、洞窟レストランでの食事がおすすめです。ユニークな雰囲気の中で、素焼きの壺に肉や野菜を詰めて煮込んだ名物「壺焼きケバブ」を味わってみてはいかがでしょうか?
また、雑貨店やギャラリーをのぞいたり、岩窟のカフェでひと休みしたりと、街の小道の散策も楽しみのひとつ。ライトアップされた奇岩や街並みも趣があり、印象深い夜景に出会えるでしょう。
市内の中心部にはバスターミナルがあり、タクシー会社も集まっています。カッパドキア各地の観光地へアクセスしやすく、観光の拠点としても最適です。
スポット名 | ギョレメ |
住所 | |
アクセス |
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料金 | 無料 |
カッパドキアの隠れた魅力!穴場観光スポット3選
カッパドキアの定番スポットといえば奇岩群や地下都市などですが、穴場の観光地も周囲には点在しています。
ここでは、そんなカッパドキアの隠れた魅力を堪能できるスポットを3つご紹介。薔薇色の谷やワインが名産の街、静かな村にそびえる城など、旅の印象がより豊かになる場所を厳選しました。旅の計画にぜひ取り入れてみてください。
01|ローズバレー
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岩肌は、時間帯や日光の強さに応じて、白やピンク、赤へと色彩を変えます。一日の中でも表情を変える光景は、まるで自然が描いた巨大な絵画を眺めているかのようです。
谷の内部には、いくつかの岩窟教会がひっそりと残されています。字架のフレスコ画が保存されている教会もあるので、散策をしながら見つけてみてはいかがでしょうか。
スポット名 | ローズバレー |
住所 | Gül vadisi, 2. Küme, 50180 Göreme/Nevşehir Merkez/Nevşehir, トルコ |
アクセス | ギョレメよりタクシーで8分 |
料金 | 無料※展望台入場料|25トルコリラ(約92円) |
02|ユルギュップ
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ユルギュップは、伝統的な石造りの家屋や洞窟ホテルが並ぶ、カッパドキアを代表する町のひとつです。ローマ帝国時代から人々が暮らしていた歴史を持ち、11~12世紀のセルジューク朝時代には行政の中心地として栄えていました。
なだらかな丘に広がるのは、赤茶色の瓦屋根が続く旧市街の風景。建物の門や窓枠、ファサードには、セルジューク朝様式の彫刻装飾が見られ、町に歴史的な趣を添えています。
また、ユルギュップ観光の定番なのが、ワイナリー見学です。古代ローマ時代から続くブドウの産地としても知られ、現在も町の周辺にはいくつものワイナリーが点在。地元ブランドの「トゥラサン」では、見学後に試飲も楽しめます。カッパドキアの風土が育んだ名産のワインを堪能してみてはいかがでしょうか。
スポット名 | ユルギュップ |
住所 | |
アクセス | ギョレメよりバスで20分 |
料金 | 無料 |
03|オルタヒサル城
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オルタヒサル城は、火山灰が堆積してできた巨大な岩山をくり抜いて築かれた城塞です。トルコ語で「中央の砦」を意味する名の通り、カッパドキアのほぼ中央に位置しています。
砦は4世紀頃に築かれたとされ、11〜13世紀には、交易路の監視や外敵からの防衛拠点として機能していました。岩山の内部には通路や貯蔵庫、避難所などが縦横に掘られており、当時の建築技術の高さが今もうかがえます。
現在は観光地として公開されているので、内部の階段や細い通路を通って、頂上からの絶景を目指してみてはいかがでしょうか。ユルギュップの街並みやウチヒサル城などが見渡せ、麓には静かな村の風景が広がり、旅情を誘う眺望を楽しめるでしょう。
スポット名 | オルタヒサル城 |
住所 | |
アクセス |
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料金 | 100トルコリラ(約370円) |
理想のカッパドキア旅行へ!おすすめ観光スポットを訪れよう
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本記事では、カッパドキアの観光スポット13選をご紹介しました。カッパドキアは、どの季節に訪れても魅力が尽きることなく、短期間でも十分に楽しめる場所が詰まっています。ぜひ、この記事を参考にして、理想のカッパドキア旅行を計画してみてください!
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