【アテネ観光】おすすめ有名スポットランキング13選!

アテネ観光のコツ!滞在日数は何日?
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滞在日数は最低でも3日あると、アテネの多彩な魅力をしっかり味わえます。余裕があれば、スニオン岬やエギナ島などの近郊エリアにも足を延ばして、さらに充実した旅を計画してみてはいかがでしょうか。
市内の主な移動手段は、地下鉄やトラム、バスがあります。見どころ同士が比較的近いため、エリアごとに観光計画を立て、近隣のスポットをまとめて巡ると効率的です。
< モデルプラン >
1日目 | アクロポリス - パルテノン神殿 - エレクティオン神殿 - 新アクロポリス博物館 - ゼウス神殿 |
2日目 | プラカ地区 - アナフィオティカ - 古代アゴラ - フィロパポスの丘 |
3日目 | 国立考古学博物館 - 国立現代美術館 - アテネ国立庭園 - リカヴィトスの丘 |
4日目 | スニオン岬日帰り|エーゲ海に突き出た岬を散策し、岬の先端に立つポセイドン神殿を見学 ※公共交通機関で行けないことはないが、日帰りツアー参加がおすすめ |
5日目 | エギナ島日帰り|エーゲ海クルーズで島へ渡り、アフェア神殿を見学 ※アテネ・エギナ島間|地下鉄・フェリーで片道約1時間半 |
観光スポットと合わせて、アテネの費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。航空運賃やホテル費用、食費、観光費などについて具体的な金額を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
想像以上にお得?ギリシャのリアルな費用と見どころを網羅する節約旅プラン
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アテネで必ず訪れたい!観光スポットランキング10選
アテネには、荘厳な古代遺跡や神話の世界が息づく街並みなど、多彩な見どころが点在しています。限られた日程で効率よく巡るには、訪れたい場所を事前に絞っておくのがおすすめです。
ここでは定番の観光スポット10選を紹介。それぞれの魅力や訪問時の注意点もまとめているので、旅行計画の参考にしてください。
01|アクロポリス
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アクロポリスは、アテネ市街にそびえる標高約156m、面積約3haの石灰岩の丘に築かれた古代ギリシャの聖域です。紀元前5世紀、ペリクレスの指導のもとに建設が進められ、古代ギリシャの宗教・政治の中心地として発展しました。現在は、アテネを代表する考古遺跡として保存、公開されており、周囲には関連遺跡や博物館が設けられています。
聖なる丘への坂道を登りきると、目の前に広がるのは2500年の歴史を刻む神殿群と、アテネ市街の大パノラマ。天候によっては遠方のエーゲ海まで視界が開けます。神殿群は石畳の散策路で結ばれており、丘の上をゆっくり散策する場合、全体の見学は約2時間が目安です。
訪問の際は、周辺の複数の遺跡に入場できる共通チケットの購入がおすすめ。また、大理石の斜面は非常に滑りやすいため、歩きやすい靴の着用が不可欠です。日差しを遮る場所も少ないので、帽子なども準備し、万全の態勢で訪れましょう。
スポット名 | アクロポリス |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Acropoli駅より徒歩12分 |
料金 | 共通チケット|€30(約5,100円) |
02|パルテノン神殿
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パルテノン神殿は、アクロポリスの丘にそびえる古代ギリシャ建築の最高傑作のひとつです。紀元前5世紀に、街の守護神であるアテナ女神を祀るために建てられました。
白い大理石の円柱が並ぶその堂々たる姿は、アテネの象徴そのもの。柱や床面には、わずかな曲線が施されていて、建物全体をまっすぐで安定して見えるように設計されているのが特徴です。こうした視覚効果も取り入れた建造物から、高度な建築技術が確立されていたことがうかがえます。
また、神殿を飾っていたフリーズ彫刻には古代の儀礼や神話が緻密に刻まれ、当時の芸術を伝える重要な遺産ともいえるでしょう。なお、彫刻の多くは新アクロポリス博物館で展示されています。
現在、神殿は保存修復作業のため一部に足場が組まれており、内部への立ち入りはできません。それでも、その圧倒的な存在を間近で体感できる貴重な機会が待っています。
スポット名 | パルテノン神殿 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Acropoli駅より徒歩12分 |
料金 | 共通チケット|€30(約5,100円) |
03|古代アゴラ
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古代アゴラは、アテネ市街地の北西に広がる古代ギリシャ時代の公共広場跡です。紀元前6世紀から紀元後3世紀頃まで、政治や商業、裁判など市民生活の中心地として機能していました。哲学者ソクラテスが議論を交わした場としても知られ、民主主義の原点を感じることができます。
敷地内には、当時の建築物や構造物の遺構が点在しており、中でも「ファイストス神殿」は必見です。ギリシャで最も保存状態が良いとされる神殿のひとつで、紀元前5世紀に建てられた荘厳な姿をほぼ完全な形で今に伝えています。
また、列柱廊「アッタロスの柱廊」は、紀元前2世紀の建築を20世紀に忠実に復元したものです。長さ約115m、奥行き約20mの壮大な建物で、内部は博物館として公開されています。アゴラから出土した陶器や彫刻を通して、古代市民の暮らしぶりを垣間見れるでしょう。
スポット名 | 古代アゴラ |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Thiseio駅より徒歩4分 |
料金 | €20(約3,400円) |
04|新アクロポリス博物館
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新アクロポリス博物館は、アクロポリス南東に位置する考古学専門の博物館です。アクロポリスの丘から出土した彫刻や遺物を保存・展示する目的で建設され、2009年に開館しました。
館内では、パルテノン神殿のフリーズ彫刻や、アルカイック期の奉納像などのオリジナルが展示されています。最大の見どころは、エレクティオン神殿を飾っていた5体の女神像「カリアティード」。繊細な髪の表現や衣服のひだを、あらゆる角度から鑑賞でき、古代ギリシャの彫刻技術の高さを強く感じられます。
最上階にある「パルテノン・ギャラリー」では、パルテノン神殿と向き合うように彫刻を配置。これにより、建築と芸術の関係を立体的に捉えることが可能です。また、展示室を歩きながら遺構を見下ろせるユニークな造りも注目ポイント。ガラス張りの床の下には古代の住居跡が保存されており、まるで遺跡発掘に立ち会っているかのような臨場感を味わえるでしょう。
スポット名 | 新アクロポリス博物館 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Acropoli駅より徒歩1分 |
料金 | €20(約3,400円) |
05|ゼウス神殿
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ゼウス神殿は、アテネ中心部に残る古代ギリシャ最大級の神殿です。ギリシャ神話の最高神ゼウスを祀るために、紀元前550年ごろに建設が始まり、約600年を経てローマ時代に完成しました。
縦約108m、横約41mの敷地内では、自由に散策しながら、かつての神殿の規模を体感できるのが魅力です。当時は104本もの円柱が並んでいましたが、地震や風化によって多くの柱が失われ、現在では15本が残っています。コリント式円柱の一本一本は高さが17mを超える迫力ある姿で、神殿のかつての威容を十分にうかがえるでしょう。
なお、風の強い日は砂埃が舞うこともあるため、訪問時はサングラスや帽子を持参することをおすすめします。
スポット名 | ゼウス神殿 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Acropoli駅より徒歩7分 |
料金 | 共通チケット|€30(約5,100円) |
06|エレクティオン神殿
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エレクティオン神殿は、アクロポリスの北側に位置する古代ギリシャの神殿です。紀元前421年に着工し、紀元前406年に完成しました。敷地内にはアテナ女神やポセイドン神などの「聖なる場所」があったため、神殿は複数の神々を祀る目的で設計されています。
通常の神殿が単一の神格を祀り左右対称であるのに対し、本神殿は左右非対称の複雑な構造が特徴です。高さの異なる基壇や複数の玄関部を組み合わせた造りは、異なる神々の祭祀空間をひとつの建物内に収めるための工夫とされています。
中でも、南側にのみ設けられた、6体の女性像が屋根を支える「乙女の柱廊」は必見です。人体の重心や衣服のひだ、髪型の表現まで緻密に彫刻された姿から、古代ギリシャ彫刻の水準の高さを感じ取れるでしょう。
なお、現在屋外に立つ像はすべて精巧な複製です。オリジナルは風化から保護するため新アクロポリス博物館で保存・展示されています。
スポット名 | エレクティオン神殿 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Acropoli駅より徒歩12分 |
料金 | 共通チケット|€30(約5,100円) |
07|リカヴィトスの丘
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リカヴィトスの丘は、アテネ北東部にそびえる展望スポットです。標高が277mあり、市内でもっとも高い場所に位置しています。ギリシャ神話によると、女神アテナが運んだ岩が手から滑り落ち、この丘ができたと伝えられており、特別な場所とされてきました。
頂上へはケーブルカーで約3分、あるいは、樹木に囲まれた坂道を徒歩で30分ほどかけて登ることが可能です。
山頂には白い壁が印象的な「聖ゲオルギオス教会」が建ち、現在も地元住民に親しまれる礼拝の場となっています。教会の周囲からは、アクロポリスやゼウス神殿、さらに遠くエーゲ海まで見渡せる眺望が魅力。とくに夕暮れ時には、空と街が赤く染まる風景が広がり、写真撮影や静かなひとときを過ごすのに適しています。
スポット名 | リカヴィトスの丘 |
住所 | |
アクセス | ケーブルカー リカヴィトスの丘駅より徒歩1分 |
料金 | 無料 ※ケーブルカー往復料金|13€(約2,210円) |
08|プラカ地区
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プラカ地区は、アクロポリスの北側に広がる旧市街です。古代アテネの市街が再編された19世紀初頭のオスマン支配末期から、近代ギリシャ建国初期にかけての街並みが残っています。
石畳の路地には19世紀の建造物が立ち並び、ところどころに中世の建物も見られるなど、時代を遡るような散策が楽しめるエリアです。通り沿いには、ムサカやスブラキ、パスティチオなどの伝統料理を味わえるレストランが点在。夕暮れ以降には、柔らかな灯りに包まれた空間でギリシャの家庭料理を堪能できます。
また、手織りの布製品やオリーブ材の工芸品などを扱う専門店も多く、職人の手仕事が光る雑貨に出会える場所としても魅力的です。
スポット名 | プラカ地区 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Acropoli駅より徒歩6分 |
料金 | 無料 |
09|国立考古学博物館
国立考古学博物館は、1889年に開館したギリシャ最大級の考古学専門館です。ネオクラシック様式の建物には、列柱が並ぶ堂々としたファサードがあり、アテネ中心部のランドマークのひとつとされています。
館内には、ギリシャ各地の古代遺跡から発掘された貴重な遺物約11,000点を収蔵。50の展示室を巡れば、ミケーネ文明からローマ時代まで、悠久のギリシャ文明史を体系的にたどることができます。
とくに目を引くのが、歴史の教科書でもお馴染みの「アガメムノンの黄金マスク」。精巧な黄金の仮面は、古代の卓越した金属加工技術を現代に伝える至宝です。
ほかにも、力強さを感じさせるポセイドンのブロンズ像や、サントリーニ島から出土したフレスコ画なども展示。当時の信仰や暮らし、美意識の高さを今に伝える資料として見逃せません。
スポット名 | 国立考古学博物館 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Biktṓria駅より徒歩8分 |
料金 | €12(約2,040円) |
10|アテネ国立庭園
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アテネ国立庭園は、約500種の植物が茂る緑豊かな憩いの場です。19世紀に王宮の庭園として造られた後、1920年代に一般公開されました。約15.5haの広大な敷地には木陰の小道が続き、のんびりと散策するのに適した環境です。
特に目を引くのが、レンガの柱が連なるパーゴラ。ツタ越しに差し込む日差しが光と影の模様を描き出す、写真映えスポットです。
また、園内には「国立庭園植物博物館」も併設されており、ギリシャの植物や庭園の歴史に関する資料を展示しています。観光の合間に立ち寄れば、古代遺跡とは異なる角度からアテネの自然や歴史を知ることができ、散策に一層の深みが加わるでしょう。
スポット名 | アテネ国立庭園 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Syntagma駅より徒歩8分 |
料金 | €12(約2,040円) |
アテネの隠れた魅力!穴場観光スポット3選
アクロポリスをはじめ、数々の神殿や史跡、博物館で名高いアテネ。定番の観光地も魅力的ですが、市内にはあまり知られていない名所も点在しています。
ここでは、そんなアテネの意外な一面を感じられる穴場スポットを3か所ご紹介。白壁の建物が並ぶ小路や現代アートを楽しめる施設など、多彩な見どころを厳選しました。興味のある場所を、ぜひ旅の計画にぜひ取り入れてみてください。
01|アナフィオティカ
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細く入り組んだ石畳の路地に白壁の家々が建ち並ぶ様子は、エーゲ海の島々を彷彿とさせる美しい景観を作り出しています。窓枠や扉に塗られた青や緑、季節の花が咲く鉢植えなど、路地のあちこちに目を引く景色や美しい一角が点在。どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。
ただし、このエリアは現地の人々が暮らす生活の場です。散策の際は住民のプライバシーに配慮し、静かに行動すると良いでしょう。
スポット名 | アナフィオティカ |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Acropoli駅より徒歩9分 |
料金 | 無料 |
02|国立現代美術館
アテネ国立現代美術館は、ギリシャの現代美術を中心に、国内外の多様な作品を紹介する美術館です。もとはビール醸造所でしたが、改装を終え2014年に常設スペースが整備され、2020年2月に一般公開されました。歴史的建造物や遺跡が数多く残るアテネにおいて、近現代芸術に出会える数少ない文化施設です。
展示内容は絵画や彫刻、写真、映像など多岐にわたり、常設展と企画展が定期的に入れ替わる構成となっています。常設展では約170点の作品が収蔵されており、ジャンルやテーマの幅広さも見どころです。企画展には、フェミニズムや移民問題、環境など、現代社会の課題を取り上げた展示もあります。訪問前に公式サイトで展示情報を確認しておくと、より充実した鑑賞が待っているでしょう。
さらに、最上階のテラスからは、アクロポリスを望むこともできます。近現代芸術を堪能したあとに古代の景観と向き合えるのも、この美術館ならではの魅力です。
スポット名 | 国立現代美術館 |
住所 | |
アクセス | 地下鉄Sygrou–Fix駅より徒歩1分 |
料金 | €10(約1,700円) |
03|フィロパポスの丘
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フィロパポスの丘は、アクロポリスの南西に広がる標高約147mの展望スポットです。名前の由来は、ローマ時代に活躍した政治家フィロパポスにちなんだもの。丘の頂上には、彼の死後まもなく建てられた記念モニュメントがあり、現在も遺構が残っています。
頂上からはアクロポリスを間近に望むことができ、さらに晴れた日にはエーゲ海まで見渡せる開放的な景観が魅力です。観光客で賑わうリカヴィトスの丘に比べ、比較的人が少なく、落ち着いた雰囲気の中で過ごせる点も特徴といえるでしょう。
麓から頂上まで石畳の遊歩道が設けられており、展望台までの道のりも快適に楽しめます。
スポット名 | フィロパポスの丘 |
住所 | |
アクセス | バス停Acropoliより徒歩8分 |
料金 | 無料 |
理想のアテネ旅行へ!おすすめ観光スポットを訪れよう
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本記事では、アテネの観光スポット13選をご紹介しました。アテネは、どの季節に訪れても魅力が尽きることなく、短期間でも十分に楽しめる場所が詰まっています。ぜひ、この記事を参考にして、理想のアテネ旅行を計画してみてください!
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